2019.03.04
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授業力・学級経営力を高めるために〜振り返りを書けるようになるための手立て〜(30)

今期は、授業力・学級経営力を高めるためにも大切になってくる「仕事術」について書いていきます。
樋口万太郎の仕事術を公開します。

ここ数回は「振り返り」について書いています。

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

「振り返りを3行書きなさい」と行数や文字数などを指定される方がいます。

しかし、こういった方から

・振り返りが書けない

・振り返りの内容が洗練されていない

などといった悩みを聞くことがあります。

前回に紹介したアンケートでも、

・「感想になっている」

・「ただ楽しかった、面白かった、○○がわかったで、終わってしまうことが多い」

・「目当てや学習課題とむすびつかない」

・「まとめをそのまま書いたような内容になりがちだから」

という記述がありました。

そういった子がいた場合、「3行書きなさい」と言うより、「最低、1行は書こう」と少ない量を提示することの方が有効です。書くことが苦手な子も「1行なら書けるかもしれない」と負担なく取り組めるかもしれません。1行以上かけたら、褒めます。そういった経験を積み重ねることで、少しずつ書けるようになります。

そして、1行以上書けるようになったら、「2行で書いてみよう」というように量を増やしたらいいのです。時には、どの子も1行しか書いていない場合があるかもしれません。そういう時は授業がどうだったのかを振り返りましょう。振り返ることがあるときは、何行も書けるはずです。

twitterは1つのツイート140字以内です。140字以内となると相手に伝えるために言葉を厳選しないといけなくなります。また、140字以上よりも140字以内の方が書いてみようかな?という気持ちに子供達もなることでしょう。

そもそも、「振り返りを3行書きなさい」という3行に説得力はありません。なぜ3行なのでしょうか。理由を説明できますか?

1年生では、次のような振り返りをしていました。

わかった?

楽しかった?

しっかり考えた?

表現できた?

友達と学べた?

という項目を◎、、△の3段階で自己評価をさせます。この振り返りの仕方であれば、1年生の一学期からも可能です。そんなに難しいものではありません。こういった記号で振り返るという経験を積むことが大切です。

ノートは、

わ…◯
た…◯
し…◯
ひ…◯
と…△

というように書いていました。文を書くだけが振り返りではありません。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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