2017.09.27
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授業力・学級経営力を高めるために〜「2年目の先生が」〜(1)

今期もよろしくお願いします。

今期は2017年夏に起こった出来事や感じたことを中心に

その中で言われたことを

ホットワード

と題して、執筆していきます。

私の教師としての思いなどが入っています。

つまり私の授業や学級経営で欠かせないことです。

お付き合いのほど、よろしくお願いします。

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

ということで、今期、第1回目のホットワードは

「2年目の先生が無難なんです。」

今年度から小学校の先生になった若い先生が言っていた言葉が今回のホットワードです。

この先生は夏休みに、国語の説明文について教えてくださいとなぜか私のところに来ました。

(私の専門は算数ですので、そんな私のところに・・・。)

2学期のその単元で研究授業をするため、アイディアをもらいに来たようです。

事前にこんなことを悩んでいるとかこんな風に今のところ考えているとか、

しっかり考えて来ており、とても熱心な先生だなと感心しました。

姿勢がとても素晴らしいです。

そして私の書籍を全て購入してくれているようで、とてもいい人です笑

私も話している中で、できる限りことは伝えました。

私は人から多くのアドバイスをもらったとき、全てを理解する必要はあるとは思いますが、

それを実際に授業で反映するかは取捨選択することが大切だと思っています。

この若手の先生はきっと取捨選択をしてくれるだろうと信じ、様々なことを言いました。

1学期の話を聞いていると、失敗を恐れずに何事にもトライしているようで、

この先生の様子を見ていると本当に嬉しく思いました。

そんな話をしている中で、出て来た言葉が上のホットワードです。

「こんなことして見ませんか??」と提案しても、2年目の先生に断られるそうです。

そんな先輩の様子に色々と思うことがあるのでしょう。

私がそのホットワードを聞いたとき、

1・こんな熱心な先生の足を引っ張るようなことをして欲しくないな

2・2年目の先生、もっとやる気を出せよ~

3・別に無難なことでもいいんだよ

4・その人からも学ぶことは必ずあるんだよ

5・2年目の先生、何かあったのかな?心配

ということを思いました。

以前の私であれば、きっと1つ目、2つ目の考えしか思っていなかったかもしれません。

どちらかと言えば攻撃的な考えです。

最近私は丸くなったとよく言われます。

昔は尖りまくっていたようです。

誰にでも噛みついていました。

まぁ、自覚はありますが、、、。ただ自分の中では丸くなったとは思っていないんです。

いつまでも尖ってはいるのですが、様々な人に出会い、

様々な見方・考え方

ができるようになりました。

まだまだ足りていないかもしれませんが・・・・。

きっとこの若手の先生も私のように感じてくれる日が来ると思っています。

みなさんは1年目のときに比べ、見方・考え方は変わっていますか?

私が所属している授業力&学級づくり研究会では、

「教師も笑顔、保護者も笑顔、子どもも笑顔」というテーマで行なっています。

誰もが笑顔になって欲しい。

そんな風に思うことも最近増えたなとも思いました。


続く

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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