授業力・学級経営力を高めるために〜仕事術「3段階で取り組む」〜(24)
今期は、授業力・学級経営力を高めるためにも大切になってくる「仕事術」について書いていきます。
樋口万太郎の仕事術を公開します。
京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎
基本的には、書類、指導案、原稿などを締め切りは、1週間目には提出するようにしています。今、ありがたいことに多くの原稿執筆を依頼していただけてますが、その要因の一つが締め切りを守ること、そして締め切りよりも早く提出するからだと、自己分析をしてます。
今回は私なりの書類の作成方法、そして次回は私なりの指導案・原稿作成方法について、紹介していきたいと思います。
学校内の仕事でも、学校外の仕事でも、基本的には一緒のスタイルです。
私は仕事を3段階に分けて考えています。
(スタート)仕事が割り振られる・依頼が来る・しないといけない仕事ができる。
<1段階目:とりあえずその仕事をしてみて、見通しを立てる>
この段階で日付を変えたり、少しの修正で終わるものであれば、締め切りが1ヶ月先であろうが終わらせます。
僕はここで「後少し時間をできたらできそうだな」「まぁ大体ゴールは見えた」「こんな風にすればいいな」といった見通しを持つことができるまで仕事を進めます。もし見通しがなかなか持ちづらい仕事の場合は、この後の仕事の進め方が変わるからです。
<2段階目:仕事を振り分ける>
仕事を緊急度が高いか低いか、締め切り具合で振り分けます。そして、いつするのかというタイムスケージュールを立てます。この時、締め切りが1週間以内なら、締切2日前。締め切りが1ヶ月後なら締切1、2週間前までに完成させます。私はタイプ的にコツコツ仕上げるタイプですので、コツコツ仕上げるようにしています。
<3段階目:その仕事内容を確認してもらう>
早く完成させるには理由があります。それはその仕事内容を確認してもらうためです。書類などのミスなどがあればここで直します。相手にも時間があります。直前に渡すより、早めに渡す方がしっかりみてくれますし、相手も自分の都合、自分のタイミングで書類などを確認してもらえるからです。
もともと初任者の頃からこういうことを行なっていました。なぜ初任者のときから行うことができていたか、思いあたるふしはありますが・・・。
樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
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大阪市立堀江小学校 主幹教諭
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