2019.01.08
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授業力・学級経営力を高めるために〜授業における振り返り〜(27)

今期は、授業力・学級経営力を高めるためにも大切になってくる「仕事術」について書いていきます。
樋口万太郎の仕事術を公開します。

今回は授業について書きます

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

今回は少し授業について書きます。「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業では、「振り返り」が大切だと言われています。そういえば去年、LINEスタンプを自分で作りました。ネットで検索して、作りました。ぼくのキャラクターのマンタくんを作りました。今のLINEスタンプを販売しているので、皆さんも購入することができます。これまでなんと購入していただいた方はたった1人!!!!!ありがたい一人です!とは言ってもこの一人は、ぼくです・・・。販売するために購入しないといけなかったんですね・・・。
LINEスタンプの話は昨年度担任していた子たちにもしていました。だから、購入したいと昨年担任していた子たちは言ってくれましたが、検索しても出てこないようにしました。そのようにしたのには理由があります。それはLINEスタンプの出来があまりにもひどかったのです・・・。アプリを使い、スタンプを作った時にはそこまで思いませんでした。しかし、完成したのを見ると・・・。すると、自然と

・何がダメだったのか
・次にスタンプを作る時にはこんなことに気をつけよう

と振り返りを自然としたのです。

ここから少し真面目な話をしますが、今、授業最後に行う「振り返り」活動が着目されています。何もなく、「ただ振り返りを書きなさい」では何も書けない子がいるのは仕方がないことです。根拠もなく振り返りはノート3行分書きなさいというのもぼくは反対です。だから、振り返りの観点を与えたりすることが大切です(観点については次回紹介します)。

ただ、LINEスタンプでぼくが経験したように、教師が「今から振り返りをしよう」と言わなくても、自然と振り返りをするといった教材や授業展開を考えることも大切です。これを抜きに振り返りの視点だけを与えても、振り返りをする時に、振り返ることがないと思う子がいたり、振り返る必要性がなければ意味がないのです。振り返りについてはまた今後にて!

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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