2017.12.20
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授業力・学級経営力を高めるために〜「自分のこと、好きですか?」(6)

みなさんは自分の名前が好きですか?

前回、自分らしさという話をしました。

今回の話は、「樋口万太郎」という人間の根幹にある思いです。

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

みなさんは自分の名前が好きですか?

前回、自分らしさという話をしました。

今回の話は、「樋口万太郎」という人間の根幹にある思いです。

この夏、「樋口先生って、自分のことが好きでしょ?」と数回聞かれることがありました。

(数回も・・・笑)

「う~ん、あまり好きじゃないかな~」と返事すると、

「え!?本当ですか!?」といつも驚かれます。

その理由の一つが自分の名前に対して思っていたことが関係しています。

私は自分の名前が嫌いでした。(過去形である。)

今でこそ様々な研究会で出会う先生方にすぐに名前を覚えてもらったり、

クラスの子達に「まんたろう先生」と言ってもらったりするのでなんとも思いません。

むしろこの名前でよかったなと思っています。

昔は名前でいじられたり、名前を呼ばれたりすることがとにかく恥ずかしかった。

子どもの頃は将来、芸能人の「つのだひろ」のように「ひぐちまんたろう」とマークを入れてやるとか、

改名してやるとよく言っていました。改名の仕方を中学生のときには調べていました。

「なんでそんな冗談言うの?」「またそんな冗談言って」と周りから言われたが私は本気でした。

明日、朝起きたとき自分の名前が変わっていないかな・・・と思ったこともある。

名前でイジられ嫌な気持ちになっても、そのことを親に伝えることはなかった。

なぜ伝えなかったのか・・・。

それは「親に心配をかけたくない」「おじいちゃんから1文字もらった大切な名前。だから・・・」

といった何て表現したらいいかわからない思いがあったのです。

大人になってから聞いたことですが、そんな私の気持ちを親は気づいていたようです。

きっと親もどう言っていいのか迷っていたのかなと今となっては思います。

とにかく自分で我慢することにしたのです。

我慢をする生活で、自分の中でのダークサイド、ブラック面がでてきたのかもしれません。

私の親は「万太郎は反抗期がなかった」とよく言います。

本人はたくさん反抗をしたり、迷惑をかけたので反抗期があったと思うのですが・・・笑

今になって、「反抗期がなかった」と言える親の凄さを感じます。大変だった私をなんでも受け入れてくれたのでしょう。

「なんでも受け入れる」

これは今の私の大切な教育観の1つです。(この話はまた別の機会に)

親に感謝していることは他にもあります。

そのうちの1つが、「アホ・バカ」と言った言葉を私に使わなかった。

そして叩かれることが1度もありませんでした。

これら2つのことは教師になったときに、感謝しました

そんな私ですが、

きっとあと数年経てば、「自分のことが好き」と言えるようになれる予感があるんです。

続く

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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