授業力・学級経営力を高めるために〜仕事術「レスポンス」&「いいえと言わない」〜(22)
今期は、授業力・学級経営力を高めるためにも大切になってくる「仕事術」について書いていきます。
樋口万太郎の仕事術を公開します。
京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎
私はレスポンスが早いです。これは私の仕事術を支えている一つです。LINEもメールも早いです。そのために常日頃スマホを持っています。スマホは授業中とトイレ以外は常に持っているかもしれません。
メールの返信を後にしようと思うと、ただただ仕事が溜まっていくだけです。もしかしたら忘れてしまい、後々大変なことになるかもしれません(私は忘れん坊です)。
「できることは、その場でする!」が、私の鉄則です!それは他の仕事でもそうで、「後でしよう!」は仕事が溜まっていくだけです。やったことがなくても、できそうなことには、「はい」と言います。とにかくやってみます。
あまり自分に自信のない私にとっては、「これやってみる?」と声をかけてもらえるだけで、とても嬉しいです。自分がいない会議や飲み会などで自分の話題が上がることもとても嬉しく感じます。そんなタイプです。なので、「いいえ」というと、そこで関係が切れてしまうのではないかと思ってしまうのです。まぁ、実際は「はい」といってしまったことで、困ったことも何回かありましたが、なんとか乗り越えることができました。もしかしたら、どんなことでもなんとかなるのかもしれません。「いいえ」という言葉を知らないのかもしれません(笑)
ただ、過去を振り返ってみると、本当にできそうにないことやただ押し付けられるような仕事は、断ることもありました。
例えばあるとき、1番年下であった自分が年上の先生から、授業で使うプリントを印刷するように言われたことがありました。
これは違いますよね。年下だからではなく、手の空いている人やお互いにwin-winになるような人にお願いすればいいと思うのです。その時は全然学年のプリント印刷をしませんでした。今思えば、尖っていたな…。すみません、その当時の先生方…。
年上、年下は関係ないと思うのです。コーヒーやお茶入れもそうだと思います。なぜ1番年下がしないといけないのでしょうか。仕事量が1番少ないから?理由としては弱いですよね…。
1校目はいつも1番ベテランの先生がコーヒーを入れてくれていました。いつも「ありがとうございます」と言い、飲んでいました。そこでの会話は昨日のテレビの話や雑談だったり、ホッと一息抜けるような場になっていました。
今度はそういった場を私が作っていかないといけない年代になってきたんだろうな。
樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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