2018.07.23
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授業力・学級経営力を高めるために~型ではなく理念・理論・想いを取り入れよう~(18)

今期も授業力・学級経営力を高めるために、私自身が大切にしていることを書いていきます。

おつきあいくださいませ。

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

さぁ、夏休みですね!
平成最後の夏です。みなさんはこの夏休みは何をされますか?
日頃できないことに是非挑戦してみてください。
私は何をしようかな〜

最近、特に思っていることを書きます。
教育界には様々な手法や授業形態があります。

しかし、その手法や授業形態の型だけを取り入れているようなケースが多いように思います。

例えば、話し合いというと2人組で話し合いをすればいい、

グループ活動を取り入れたらいいといった「型」を求める傾向があります。

対話的といわれてグループ活動を、ペア活動を

言語活動といわれてグループ活動を、ペア活動を
取り入れる事例がとても多いように感じます。

果たして、それでいいのでしょうか。

ある授業形態の型だけを真似して、

「4人グループを編成する」

「話し合いを児童に任せる」

という型を取り入れるだけになってしまっている授業に出会ったことがあります。

その結果、

知識を伝達するだけの場になってしまったり、

わからないことがわからないままで終わってしまったり、

深めることができずに終わってしまっていました。

そうならないために、方法だけを真似するのではなく、

その授業形態の

理念・理論・想いを自分なりに解釈しないといけません。

この時、自分の都合のいいように解釈してはいけません。

新たな言葉や授業形態が出てくると

「型」だけをとりいれようとする風潮がありますが、

大切なことは

忘れてはいけないのはあくまで「型」は手段であり、目的ではない

ということです。

「なんのために」するのか

ということを夏休みの間に考えてみませんか。

朝の会、終わりの会、係活動、宿題は本当に必要ですか。

あたりまえだと思っていることを再考してみましょう。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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