2021.11.02
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1%の努力でできる算数の授業スキル「バラバラだという困り感を大切にする」(No.2)

前回に引き続き今回も紹介するスキルは、算数の授業が得意な先生の9割がやっているものです。
しかも、たった1%の努力でできる算数のスキルなのです。
今回はそのスキルの第2弾「バラバラだという困り感を大切にする」「一番言いたい言葉は子どもに言わせる」について紹介します。

東京学芸大学附属大泉小学校 神保 勇児

バラバラだという困り感を大切にする

写真1

まず写真を見てください。
これは、10はいくつといくつの学習でおはじき入れゲームをした結果を板書したものです(写真1)。
ここで、「これで全部あるのかな?」と発問をして子どもの心に潜んでいる違和感を引き出します。

子どもたちは全部あるかどうかを探そうとします。
しかし、どれがあるのかないのか、この並び方ではわかりません。
すると、「バラバラだからわかりにくい」という違和感が言葉になって出てきます。
この「バラバラ」が大切なのです。

一番言いたい言葉は子どもに言わせる

写真2

ですから、先生の方から「バラバラだね」なんていう言葉は使いません。
一番この授業で言いたい言葉だからです。
この一言を子どもたちから引き出すために、おはじき入れゲームをして子どもたちから結果を聞き出しているのです。
もっと言えば、おはじきゲームでなくてもよいのです。
子どもにバラバラであることに困り感を持たせることができるならばよいのです。

この「バラバラだとわかりにくい」という言葉を子どもたちから引き出すことができたら、「どうするとパッと見てわかりやすくなるかな?」と問います。
すると、子どもたちは順番に並べるという発想をします(写真2)。

今回紹介したスキルですが、学び合い授業スキルアップ研究会でも紹介しています。
興味のある方はご参加ください。

神保 勇児(じんぼ ゆうじ)

東京学芸大学附属大泉小学校


2020年度はコロナウィルスでの休校期間でオンライン授業を多く行うことがありました。その時に得た、オンラインでも使える問題の見つけ方、子供の自力解決の見取り方、つぶやきの拾い方、発表検討のさせ方など紹介していきます。
「jimbochanのブログ」https://jimbochan.hatenablog.com/

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