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これまで中学校の技術家庭でプログラミングを教えるにも、適切な教材が無いとされていましたが、簡単にプログラムができて楽しめる玩具として人気を集めていた「ワンダーボーグ」が、新たに教材セットとして販売されることになりました。そこで今回は「ワンダーボーグ」の特徴や使い方を紹介します。
バンダイの虫型ロボット「ワンダーボーグ」は、プログラミングする楽しさを、子どもたちに実感してもらおうということで科学技術振興機構との共同で開発されたもの。全国の科学館や児童館などでは、科学技術振興機構の企画・運営で虫型ロボット競技会が行われており、ワンダーボーグによる障害物競走などの競技を、子どもたちは楽しんでいる。その大会での競技のルールなどは以下のサイトで見ることができる。 http://rika.jst.go.jp//r_event/robot/top.html
元々は小学校高学年から中学生を対象に、携帯型ゲーム機のワンダースワン用として作られたワンダーボーグだが、その後PC版が発売され、多くの子どもたちに自分が思った通りにロボットを動かすことの楽しさを伝えていた。そうした誰もが簡単にプログラムを学べるという点が、学校の授業でも活用できるのではないかということから、今回、新たに内田洋行から教材セットとして販売されることになった。
従来のワンダーボーグは組み立てる段階から行っていたが、学校の教材として使うにあたっては、プログラミングを中心に教えるものが良いだろうということから、電池を入れるだけで動かすことができる完成品が生徒に与えられることになった。
ワンダーボーグを思い通りに動かすためには、パソコン上でロボットワークスを使ってプログラムを作成する必要があるが、パソコンにインストールしたロボットワークスで、センサーブロックとコマンドブロックを組み合わせることがプログラムとなる。
ワンダーボーグに付いているセンサーは、インターフェイスから出る赤外線信号を見分ける赤外線信号受信部、物が当たると反応する左側と右側の触覚センサー、最大20p程度離れたものを見つける左目と右目の赤外線LED、明るい暗いの判断をする明るさセンサー、歩いた歩数をカウントする歩数センサー、時間の経過をカウントする体内時計センサー、床のある無しの判断をするフロアセンサーとなっている。どのセンサーを使うかは、センサーブロック工場の画面で決定する。
このセンサーに反応した時に、ワンダーボーグが起こす行動を決めるのがコマンドブロック。命令できる行動は全部で17種類あり、ストップ、前進、バック、右回転、左回転といった行動を、コマンドブロックの画面で、時間や歩数などの細かい設定まで決めることができる。
こうして選んだセンサーブロックとコマンドブロックをパネル画面で組み合わせていくが、「前に何かある」と感じたら「3歩バック」して「5歩右回転」する、「暗い」ところでは「5秒間ストップ」して「仲間を呼ぶ」などといいったプログラムを完成させて、これをインターフェイスから送信することで、命令通りにワンダーボーグが動くようになる。
また、パネル画面には8種類のパネルが用意されているが、最初の30秒間は1番目のパネルのプログラムを実行し、次の30秒では2番目のパネルのプログラムを実行するといった設定も可能。さらに、インターフェイスから発信される赤外線信号を追いかけるように命令することもできる。ワンダーボーグが発信されている赤外線を見つけると、それを追いかけていくというもので、途中に空き缶などの障害物を置いて、どうやってよけさせるかという楽しみ方ができる。 |