2017.08.31
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4D授業を目指して⑩〜4D授業とは?〜(10)

みなさんの授業は4Dになっていますか?

1Dではありませんか?それとも2D?3D?

4Dとはなんのことでしょうか?

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

昨年度1年生を担任しているとき、「作家の時間」という取り組みをしました。

子どもたちが好きな場所で、自分が考えた文を書いている時間です。

好きな場所で書けるため、自分の席から離れている、座っていない状態の子もいます。

子どもたちは教室を飛び出し、

教室の隣のスペースで、寝転びながら書いている子もいれば、

隣の子と相談しながら書いている子もいました。

(作家の時間についての詳しい内容は、検索してみてください。)

子どもたちは、この「作家の時間」が大好きでした。

週に1回、金曜日の5時間目に取り組んでいましたが、行事などによりその時間がなくなるときには、「ブーイング」が起こるほどでした。

私自身、作家の時間の取り組みは初めてでしたので、

こんな好きな場所で好きなように書いて、いい作品物ができるのかがとても不安でした。

しかし、実際には私が思っていた以上の量の作品を出版したり、しっかりと学習したことをもとにかけており、文の質的にも満足できるものでした。

今、担任をしている4年生のクラスでも作家の時間を2学期から取り入れようと思っています。

これまで新聞づくりをしたり、発表会の練習をしたり、絵を描いたりするために、教室外で取り組ませることはありましたし、そういった活動を私は比較的多く取り入れる教師です。

しかし、作家の時間のように週に1回、自由に活動をさせる場所を子どもたちに選択させたのは初めてだったように思います。

(自由といっても、何をしてもいいよという自由という意味ではありません。ある程度の制約がある中での自由です。ある程度の制約があった方が人はより自由に動くことができるのです。)

さて、今回はいきなり「作家の時間」という実践例で紹介しましたが、こういった授業は、

D授業(の活用)と言えます。

班になって活動班にして学習する授業は、2D2人組や3人組の時に比べ、席自体は動いているように見える。しかし、自分の席からはさほどうごいていません。

つまり、4D授業というのは、

これまでの1D3D授業に加え、黒板の前に行ったり、教室外で行なったりするといった

「自分たちの席から動く」

というのが4D授業です。さぁ、ようやく4D授業までいきました。

D授業ということを意識し、こういった取り組みをしているときに、思ったことがあります。

それは、

「子どもたちを信頼し、子どもたちがアクティブに活動するための舞台を作る」

ということが大切だということです。

今回はここまで!続く!

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樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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