4D授業を目指して〜1Dとは?〜(1)
みなさんの授業は4Dになっていますか?
1Dではありませんか?それとも2D?3D?
4Dとはなんのことでしょうか?
京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎
今期も執筆させていただく機会を頂きました。ありがとうございます。
今期もよろしくお願いします。
今期は「4D授業を目指して」ということで綴っていこうと思います。
若手の先生方から
「支援のいる子たちが立ち歩きをしてしまう」
「なかなか落ち着いて座れない」
といった授業に関する悩みを相談されることがあります。
様々な要因を考えることができますが、その要因の1つとして今の授業スタイル、授業中における子どもたちの活動している姿が関係していると考えています。
上のような悩みを抱えている方は、1Dの授業を行なっていることが多いように思います。
授業者が意識しないといけないのが、
「子どもたちを授業中、4Dに動かす」
ということです。
「動かす」というよりそういった場を提供するといった方がいいのかもしれません。
この4Dが子どもたちをアクティブにする秘訣でもあると考えています。
4Dとは授業中の子どもたちの様子と思ってほしい。
その4Dって、なんなんだと思われていることでしょう。
イメージとしては3D、3次元をイメージしてもらいたい。
現実の世界は3D、3次元の世界である。
それにも関わらず、授業では1Dになっているということが多いということです。
3Dに一つ加えての4Dです。
では、4Dとはどのようなことなのかを説明していきます。
4Dには段階があります。
1D→2D→3D→4Dという段階があります。
まずは1D。
1Dとは、1次元、点のことです。
1Dとはただ自分の席に座って、学習をしている状態のことです。
この1Dは、授業の基本型でしょう。
次期指導要領にむけて、「主体的・対話的で深い学び」といったキーワードが注目を浴びていますが、この1Dの状態を改善しないといけないのである。
ただし、1Dが絶対にダメというわけではありません。
ただ・・・(次回に続く。)
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樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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