2017.08.15
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4D授業を目指して⑨〜3D授業とは?〜(9)

みなさんの授業は4Dになっていますか?

1Dではありませんか?それとも2D?3D?

4Dとはなんのことでしょうか?

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

さて、今回は3D授業についてです。

D授業とはどういうものでしょうか。

D、3次元、縦と横と高さ・・・。

Dでは縦と横だったのに、高さが加わるのです。

座っている状態に高さ!?

座っている状態から、高さ、、、。

そう、座っている状態から立つことで高さが出てきますよね!?

うん?強引? はい、強引です笑

え!?そんなことと思われた方もいるかもしれません。

でも自分の授業を振り返ってみてください。

座ったままで進む授業って多くないですか?

もちろん決して座ったままの授業が悪いと言っているわけではありません。

授業中、子どもたちを自分の席から立たせるときって、どんな場面でしょうか。

そして、それはどれほどの回数でしょうか。

子どもによっては、1回も授業中に立たずに終わるという子もいることでしょう。

1年生の4月、子どもたちは入学してくるまで、45分の授業中ずっと椅子に座り続けるという基本スタイルを経験してきていません。

そのため、なかなか座ることができない子、すぐに立ち歩いてしまう子、座ったものの落ち着かない子など様々な子がいます。

ある意味、45分間最初から座れない子がいるというのも仕方ないと思いませんか?

座れるようになる手立てを教師が考えないといけない

「しっかり座りましょう」と言った声かけをされる方がいます。

そのような声かけも大切ですが、3D授業のように立って活動をしたり、座って活動したりといったメリハリのある活動を取り入れることも有効です。

45分を15分ずつにわけ、3つの活動を取り入れるといったことも有効です。

しかし、1年生の1学期は座る活動以外も多く取り入れられていたのが、2学期・3学期になると、学年が上がるにつれて、徐々に徐々に減っていっていく。

そんなことを思ったのです。

私はこの「高さ」が生まれる授業を意識して行うことで、授業改善ができると考えています。

例えば国語で物語文の音読をするときに、

・座ったまま音読をしますか?

・立って音読をしますか?

計算プリントの答え合せをするときに、

・座ったまま答えを言わせてますか?

・立って答えを言わせますか?

何気ないことですが、

立っているとき、座っているときでは、活動や状況や子どもたちが感じている思いが異なるはずです。もしみなさんがあまり考えに自信がないときに発表することなったとき、立って・発表するのかでは気持ちも変わりますよね。

さらにいえば、一人で立っているのか、大勢で立っているのか、でも違います。

私はどの学年でも、国語の授業開きの時には、教科書に載っている詩を使った学習を行うようにしています。

その詩を使い、視写をしたり、音読をしたりするわけですが、

音読の中で「たけのこ読み」という読みを必ずします。

自分が担当するところを決め、自分の担当するところがきたら立って読むという音読の仕方です。

とても盛り上がります。

さらに、担当するところを変えたりして、取り組むことでより盛り上がります。

もしこれを座ったまますれば、ここまで盛り上がるでしょうか?

盛り上がらないでしょう。

教師が意図的に「高さ」を意識することで、授業が変わるのです!

今回はここまで!続く!

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樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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