2020.03.23
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5%の努力で80%の満足度〜新年度に備える!?編〜(vol.9)

まさかの臨時休校...みなさん、いかがお過ごしですか?

兵庫県公立小学校 教諭 羽渕 弘毅

未知の状況

まさかの臨時休校でした。クラスの子どもたちとも突然の別れになってしまいました。何とも言えない心境ですが、今回は英語教育と少し?離れた記事を書きたいと思います。学習指導要領には、育成を目指す資質・能力として
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ア「何を理解しているか,何ができるか(生きて働く「知識・技能」の習得)」,
イ「理解していること・できることをどう使うか(未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成)」,
ウ「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養)」
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の3つとしています。
ここで注目していただきたいことは、
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イ「理解していること・できることをどう使うか(未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成)」です。
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『未知の状況にも対応できる』…まさに今の状況ですよね。
今の小学生の約6割が現在にない職業に就くと言われています。
そんな世界にも対応できるような児童の育成を目指す。
まさにそうだ!素晴らしい!と思っていましたが…

社会と子ども、子どもと社会

先日、NHK プロフェッショナルで特集されていた井本陽久先生(通称:イモニイ)の放送を見て、心を揺さぶられました。
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『子どもたちが未来をつくるのであって、当たりっこない未来予想図に合わせた子どもたちをつくるのではない。 』
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いろいろと考えさせられました。
おおたとしまさ著『いま、ここで輝く』(エッセンシャル出版,2019)Kindle版もありました。ぜひ読んでみてください。

おわりに

小学校における英語教育について約半年、色々と語らせていただきました。私は、現在、大学院で小学校英語教育についての研究をしています。また、どこかで皆さんにお会い出来ることを楽しみにしています(お声かけいただければ、どこでも飛んで行きます!)。
結局…小学校における英語教育で一番大切なことは…
みなさんの健康と子どもたちの笑顔です。
健康第一、笑顔を大切にして、『ちょこっと』努力して、素晴らしい英語の授業をしていただければと思います。
ありがとうございました!

羽渕 弘毅(はぶち こうき)

兵庫県公立小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。

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