2019.12.10
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5%の努力で80%の満足度〜ALTとどう教えたら良いの?編〜(vol.4)

ALTとの外国語活動で大切にしてほしいこと!

それはCIA

兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭 羽渕 弘毅

ALT(外国語指導助手)との外国語活動で大切にしてほしいこと!
それはCIA
大切にしてほしいこと(CIA

Collaboration ― 協力

まず、やってほしいことはハッキリとお願いします。授業回数を重ねるごとに関係づくりをしていきましょう。ALTも1人の人間
△スピーカー・歌手・芸人
◎彼らの得意を生かすような活動や準備
例:絵を描くのが得意なALTに~オリジナルのイングリッシュキャラクターを作ってもらうなど、子どもの学ぶ意欲を高める工夫をしてもらってもいいかもしれませんね(あくまでも一例です。ALTに強要しないようにしましょう…)。

Interaction [Communication] ― やりとり

「担任⇔ ALT」だけではなく、「ALT⇔児童」だけでもなく、ALTからの質問や発言で、ALTと児童、児童と担任、児童と児童とのやりとりを促していこうというのを共通理解しておきましょう。
  
「ここはやりとりができるぞ!」というところは二人の腕の見せ所です。

Attraction ― 魅力

リアルな英語をたくさん聞かせましょう。
英語が分かった!英語で話してみたい!伝えたい!という経験をたくさん積ませましょう。

よくあるミス!

「朱書きの原稿だけをそのまま読んでもらう」のではなく、それに関する表現やトピックでALT自身についてのことを話してもらうようにしましょう。

How about you?

教材をうまく使いながら、ALTについても話してもらいましょう。

例:時間割を読んでもらうだけではなく、ALTが小学生だった時の時間割を紹介してもらう。

ちょっとの努力で授業でのコミュニケーションが増えます!


いよいよ12月ですね。外国語の所見終わってますか???

羽渕 弘毅(はぶち こうき)

兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。

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