2019.12.27
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5%の努力で80%の満足度~ちょっとしたコツ!?編~(vol.5)

「わたし、英語が苦手なので小学校の先生になって...」
「うまく発音できないんですが、大丈夫ですかね?」
そんなみなさんに読んでもらいたい記事です。

兵庫県公立小学校 教諭 羽渕 弘毅

あなたの発音はうつらない!?

みなさんの英語の発音は、誰かの影響を受けたものですか?それとも、単語帳についている音声を真似たものでしょうか?いずれにしても、かなりの頻度で接したものでなければ、影響は受けないはずです。

→すぐに影響を受けるはずなら、週数時間でネイティブ並みの発音になる!?だから、もっと肩の力を抜いて授業に臨んでみてはいかかでしょうか?

We Can! や Let's Try! のコツ

指導者用の朱書きのところばかり読んでいませんか??関連しているトピックについて、短くても良いので積極的に自分について話してみませんか?児童がテキストのみに興味を持ち続けることは難しいです。

担任が英語を話している姿や、話している内容に興味を持つのです。授業の中で、担任が英語で自分のことを語っていたり、ALTが語っていたりする場面を増やしませんか?

例えば…… I can 〜. などの単元でテキストばかり読んでいませんか?登場人物のできること、できないことをそのまま読むのではなく、担任やALTのできること、できないことを紹介しましょう。

指導者の教科に対する態度は児童にうつる!?

発音はうつりませんが、指導者のその教科に対する好き嫌い、意欲的に学ぼうとする態度は児童に影響します。ALTに任せっきり……など、消極的な姿ばかり見せるのは、得策とは言えません。

ちょっとだけでも、楽しそうに英語を話している、ALTとコミュニケーションを取ろうとしている姿を児童に見せてあげてください。そして、少しでも児童が話してみたい、コミュニケーションをとってみたいと思える雰囲気づくりをしていきましょう。

次回は、本教科化に向けて冬休みに読んでおきたい、みなさんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。

羽渕 弘毅(はぶち こうき)

兵庫県公立小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。

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