5%の努力で80%の満足度〜こんな時は......編〜(vol.10)
本当であれば、評価について書きたかったのですが......。
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭 羽渕 弘毅
評価について書きたかったのですが、「新型コロナウイルス感染症対策の影響の中で、どう授業をしたらいい?」という声が多かったので、自分なりに考えた方法を紹介したいと思います。
①高学年はライティング中心に
書く活動中心に行いましょう。
3年生で学習したアルファベットを復習する良い機会です。
AからZまでをランダムに並べたものに順番(逆の順番)に丸をつけたり、大文字と小文字を対応させたりするなど、ゲーム感覚で学べるような教材づくりを進めましょう。
注意!フォントは各教科書会社からダウンロードしたものを使いましょう。
音声で十分に慣れ親しんだ単語や文章をなぞったり、書き写したりするのは、もう少し落ち着いてからかなと個人的には思います。
②リスニング にプラスαを
どの教科書もリスニング のパートや量が増えているといえども、やりとりなしのリスニング 活動のみでは45分が退屈なものとなってしまいます。
YouTubeなどの動画サイトを利用して、関連する表現のある歌を使うだけではなく、子どもたちが知っている有名人が英語を使っている動画を見せるのはいかがでしょうか。
世界には色々な英語が存在していることに気づけるいい機会です。
リアルな外国語、英語に触れさせましょう。
③合科的に
小学校の外国語(活動)の良いところは、合科的に授業ができることです。
休校や分散登校で、授業時間数が制限されている地域も多いと聞いています。
必然的に国語や算数の時間が多くなってしまうような気がします。
そこで、外国語(活動)と◯◯を進めましょう。
外国語と社会、外国語と理科、外国語と総合、外国語と家庭科、外国語と図工……。
可能性は無限大です。
時間の関係上、具体的な提案はできなかったのが残念ですが、この記事をヒントにステキな授業をしていただければと思います。
何より先生方と子どもたちの健康第一です!
羽渕 弘毅(はぶち こうき)
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。
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