戦略的思考〜最終回〜(9)
今期も担当させていただくことになりました。が、今期の連載で私の連載も最終になります。今期は「戦略的思考」をテーマに、学級づくり・授業づくりについて綴っていきます。深い学びを実現するにも、より良い学級を実現するためにも
「戦略的思考」は必要不可欠です。
ブログ 毎日更新中
京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎
さて、今回の記事を持って、教育つれづれ日誌最終回となりました。約5年間、投稿させてもらいました。この5年はあっという間でした。そして、自分の教師としての価値観が大きく揺さぶられた5年間でした。
次の5年間では、どのようなことがあるのか、とてもワクワクしています。
また、みなさん、どこかでお会いしましょう!!!ということで、最後の記事です。
先生ペンを子供に貸そう
黒板に字を書くこともそうですか、子供たちがワクワクするようなアイテムというのは、指し棒、マグネットなど数多くあります。その中の1つが先生ペンです。
(ポスカの金のペンも効果的です。何か特別な時に○をするという使い方です。子供たちはとても喜びます。指し棒は説明をするときに使用するだけでなく、子供たちが示した長さにして使うこともできます。マグネットは自分の意思表示のために使えます。ふりかえりの場面で、「今日の授業で大切な考え方のところにマグネットを貼リましょう」といった使い方もできます)
先生ペンを子供たちに貸し、班の子たちのプリントを答え合わせするときや、ミニ先生になっているときに先生ペンを使わせます。すると、
先生ペンを使いたいと子供はアクティブになります
ただ、気をつけていかないといけないことがあります。それは、
- 丸や字を書かれることに抵抗がある子がいる
- 書く内容
です。子供によっては、友だちから書かれることを落書きのように感じてしまう子もいます。またそう感じない子でも書く内容によっては、嫌な思いをさせてしまうかもしれません。そうならないように
「自分が書いてもらって、うれしいように、書こう」
と何度も伝えることが大切です。
また、どの子にも使用させ、経験を積ませることも大切です。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
同じテーマの執筆者
-
滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
-
福岡工業大学附属城東高等学校 教務主任
-
群馬県藤岡市立鬼石小学校 教諭
-
北海道札幌養護学校 教諭
-
元徳島県立新野高等学校 教諭
-
栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
-
京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会
-
大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) -
大阪市立放出小学校 教諭
-
名古屋市立御器所小学校 教諭
-
高知大学教育学部附属小学校
-
長野県公立小学校非常勤講師
-
北海道公立小学校 教諭
-
浦安市立美浜北小学校 教諭
-
東京学芸大学附属大泉小学校 教諭
-
東京都東大和市立第八小学校
-
浜松学院大学 現代コミュニケーション学部 子どもコミュニケーション学科 教授
前浜松学院大学短期大部 幼児教育科 特任講師 -
東京都品川区立学校
-
鹿児島市立小山田小学校 教頭
-
尼崎市立小園小学校 教諭
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
この記事に関連するおススメ記事

「教育エッセイ」の最新記事
