2020.03.11
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戦略的思考〜最終回〜(9)

今期も担当させていただくことになりました。が、今期の連載で私の連載も最終になります。今期は「戦略的思考」をテーマに、学級づくり・授業づくりについて綴っていきます。深い学びを実現するにも、より良い学級を実現するためにも
「戦略的思考」は必要不可欠です。

ブログ blank毎日更新中 

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

さて、今回の記事を持って、教育つれづれ日誌最終回となりました。約5年間、投稿させてもらいました。この5年はあっという間でした。そして、自分の教師としての価値観が大きく揺さぶられた5年間でした。

次の5年間では、どのようなことがあるのか、とてもワクワクしています。
また、みなさん、どこかでお会いしましょう!!!ということで、最後の記事です。

先生ペンを子供に貸そう

黒板に字を書くこともそうですか、子供たちがワクワクするようなアイテムというのは、指し棒、マグネットなど数多くあります。その中の1つが先生ペンです。

(ポスカの金のペンも効果的です。何か特別な時に○をするという使い方です。子供たちはとても喜びます。指し棒は説明をするときに使用するだけでなく、子供たちが示した長さにして使うこともできます。マグネットは自分の意思表示のために使えます。ふりかえりの場面で、「今日の授業で大切な考え方のところにマグネットを貼リましょう」といった使い方もできます)
先生ペンを子供たちに貸し、班の子たちのプリントを答え合わせするときや、ミニ先生になっているときに先生ペンを使わせます。すると、

先生ペンを使いたいと子供はアクティブになります

ただ、気をつけていかないといけないことがあります。それは、

  • 丸や字を書かれることに抵抗がある子がいる
  • 書く内容

です。子供によっては、友だちから書かれることを落書きのように感じてしまう子もいます。またそう感じない子でも書く内容によっては、嫌な思いをさせてしまうかもしれません。そうならないように

「自分が書いてもらって、うれしいように、書こう」

と何度も伝えることが大切です。
また、どの子にも使用させ、経験を積ませることも大切です。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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