「困ったら声に出せ。困っていたら手を出せ。」
夏休みへカウントダウン!
夏休みなんか,いらない!もっと子どもたちと一緒にいたい!と思っている先生方!
♪もう,いくつ寝ると,夏休み......と,心の中で歌っている先生方!
それぞれですよね。
ちょっと若い先生へのエールです。
夏休みに充電しましょ!
お互いに......。
この時期の過去記事です。よろしければ,アクセスを!
2017.07.13 診断されていないと配慮できない?(7) https://www.manabinoba.com/tsurezure/015983.html
2016.07.14 それって,学級崩壊かもしれない20のこと(前編) https://www.manabinoba.com/tsurezure/24792.html
2015.07.09 力を入れすぎないで...... https://www.manabinoba.com/tsurezure/22107.html
2014.07.11 「何してんねん!」から「ふうん,そうくるかあ。」 https://www.manabinoba.com/tsurezure/20034.html
2013.07.15 教師修業と親修業 https://www.manabinoba.com/tsurezure/19082.html
2012.07.09 インプットとアウトプット https://www.manabinoba.com/tsurezure/18231.html
こちらは,明日まで!(笑)
https://www.manabinoba.com/presents/017502.html
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和
出て行けと言うくせに,出て行かせないんです
「前の学年は,先生が出ていきなさいと行って,ほんとに出て行かせたんですけど,
今年の先生は,出て行けと言うくせに,出て行かせないんです。」
「いつもあの子がうるさいねん。勉強の雰囲気が壊れるって言うやないの。
何とかして欲しいねんけど。」
以前に,セミナー後の本番(懇親会)で出された若手の悩み……。
これらの保護者の声。どうお考えになりますか。
うちの子が,勉強できるような授業にしてよ。
どちらも,我が子のみに視点がいった強い声なのでしょう。
でも裏を返せば,こういう声なのではないでしょうか。
「先生,何してんねん!うちの子が,
勉強できるような授業にしてよ。」
って。
実はこの言葉。
私の胸に残っている一言なんです。
ある保護者から言われたご立腹満載のお言葉。
正論です。
当時は,「がんばります」としか答えられませんでした。
差があって当然
子どもたちの学力をつけるために全力を尽くします。
ティームティーチングや同室指導などもありますが,
基本的には,その先生自身で行い,成立させるものです。
子どもたちが,落ち着かないからといって,
授業を放棄するわけにもいかないし,
はたまた,教室に行かないってことなんて難しい……。
だけど,先生としての経験値の差は,それぞれにあります。
だから,先生方の授業の精度には,差があって当然。
それでいいんです。
まだまだだなあって感じる人は,伸びしろがいっぱいあるってこと。
夏の研修で,20代,30代の先生は,高まっていきましょう。
授業を成立させないと,学力向上なんて難しいですよね。
塾に頼っちゃいますか?
家庭学習にお任せしますか?
これって,のちのちしんどくなるんですよね……。
困ったら声に出せ。困っていたら手を出せ。
子どもたちが,前のめりになるような授業をいかに仕組めるか……。
これは,永遠のテーマです。
だって,子どもは進化しているから。
いや,先生たちが進化させているのだから……。
昨日のやり方で飽きてしまったり,
取り組まなかったりするのは,当たり前なのです。
魅力的な授業を作り上げることができるのか。
これは孤独な作業でしょう。
でも,尊敬する校長先生がいつもおっしゃっていました。
「困ったら声に出せ。困っていたら手を出せ。」
と。
お互い様なんですよね。
もうすぐ夏休み……。
日本の夏
「ぱわぁあっぷ」の夏 が本格的に到来です!
第1回 インクルーシブ教育について考えるセミナー
http://kokucheese.com/event/index/505489/
専手必笑 気になる子への60の手立て
https://amzn.to/2IAjs1x
楽しく学んで国語力アップ! 「楽習」授業ネタ&ツール
https://amzn.to/2HiuHz9
関田 聖和(せきだ きよかず)
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。
同じテーマの執筆者
-
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
-
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
-
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
-
兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
-
岡山県教育委員会津山教育事務所教職員課 主任
-
福岡市立千早西小学校 教頭 今林義勝
-
大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) -
大阪府公立小学校 主幹教諭・大阪府小学校国語科教育研究会 研究部長
-
戸田市立戸田第二小学校 教諭・日本授業UD学会埼玉支部代表
-
佛教大学大学院博士後期課程1年
-
小平市立小平第五中学校 主幹教諭
-
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
-
明石市立錦が丘小学校 教諭
-
木更津市立鎌足小学校
-
北海道公立小学校 教諭
-
東京都東大和市立第八小学校
-
東京学芸大学附属大泉小学校 教諭
-
愛知県公立中学校勤務
-
大阪大谷大学 教育学部 教授
-
東京都品川区立学校
-
岡山県赤磐市立桜が丘小学校 指導教諭
-
神奈川県公立小学校勤務
-
寝屋川市立小学校
-
明石市立鳥羽小学校 教諭
-
仙台市公立小学校 教諭
-
東京都内公立中学校 教諭
-
目黒区立不動小学校 主幹教諭
-
東京都公立小学校 主任教諭
-
尼崎市立小園小学校 教諭
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)