3学期制に勤めておられる先生方は,この土日は,成績に,所見にと仕事をされているのでしょうか。
また未来の教師を目指す方々は,採用試験ですね。よい結果が出ることをお祈りしております。
そして夏休みですね。もちろん英気を養うための休息は必要です。わたしも5日間(学校閉鎖3日間)の特別休暇をいただけます。
しかしそれをすべて使い切ることができるのか,怪しい感じです。
インプット
わたしは,新担任者研修というものに出席しなくてはなりません。いわゆる野口芳宏先生(植草学園大学)がおっしゃられるロハ研修。
でも興味がある内容とすばらしい講師陣です。参加することにわくわくします。
7月の3連休からの研修を列挙すると,
・教材・授業開発研究所 in 兵庫セミナー(7/14 10:00~)
・特別支援教育士(S.E.N.S)養成セミナースタッフ(2日間)
・特別支援教育コーディネーター専門研修
・地域教員研修(1泊2日)
・神経科のドクターとの懇談会
・幼小中合同研修
・学びの支援センターの活用と連携セミナー
・個別の指導計画・教育支援セミナー
・みんなの自立活動セミナー
・本校の大先輩による講義「ようこそ先輩」
・神戸授業作り研究会
・校内夏期研修
・デーキャンプ(特支学級の子どもたちと)
・教育課程研究協議会
・兵庫県情緒教育研究大会
・動作の学習セミナー
・知的障害の読み書き学習セミナー
・LD読み書きのある児童への指導の実際セミナー
・中堅人権教育研修
・幼稚園 配慮を要する幼児への指導の実際セミナー
・思春期における心身の特性と性に関する指導セミナー
・校内内支援体制についてセミナー
・通常の学級における子どもの理解と支援セミナー
・国語科課題研修講座
・神戸市特別支援教育大会
・小学野口塾(8/17)
・岡山県赤磐市生徒指導研修会(8/20 14時~)
・校内夏期研修
・みんなの特別支援教育講義
・特別支援教育コーディネーター専門研修
・校内夏期研修
・第3回原点セミナー(9/1 植草学園大学)
これのほかにも,全国国語教育研究大会を始め,魅力的な研修会が目白押しです。
わたしは,主に,国語・特別支援教育について学びます。
どうやら,節電のための学校閉鎖3日間と夏休みの終盤の週だけは,決められた研修が無いことになります。
休みの日には,その他のたまった仕事をしたいのですが,子どもを伸ばすことができるということは,
その教師の力の分だけではないかと考えています。だから生涯,教師は,学び続けなければいけません。
だから教師修業を続けるのです。研修は,必須です。
さて,上記の研修でどれだけのことをインプットできるのか,様々な方法を駆使して学びます。
アウトプット
インプットばかりでは,パンクしてしまいます。また,身につきません。
だからわたしは,アウトプットも大切にしています。
上記の予定の
・教材・授業開発研究所 in 兵庫セミナー(7/14 10:00~)
「通常学級における特別支援教育」ダイジェスト版(20分間)
・小学野口塾(8/17)
(仮)「3年生初めて古典」模擬授業(30分間)
http://ryomoedu.exblog.jp/18447161/
・岡山県赤磐市生徒指導研修会(8/20 14時~)
「通常学級における特別支援教育」
・第3回原点セミナー(9/1 植草学園大学)
「「楽書き」「楽習」で,学力向上」(30分間)
http://www.kennya.jp/zennkokuno-sensei/zenkoku/genten_semina/
この4つでは,講師をさせていただきます。
つまりこれらは,わたしにとってのアウトプットになります。自身が考えていることをこのような機会をいただくことで,実践をまとめるのです。そして指導を仰ぎます。すると,わたしが伸びます。
わたしが伸びると子どもも伸びます。なぜならわたしの座右の銘でもある
「子どもにとって最大の教育環境は,教師自身である」
だからです。
話すことで大切にしていることは,当たり前なのですが,
相手に伝えるために話す
です。私的な話し方,「私的話法」では無く,「公的話法」で話をします。
この言葉は,先述の野口芳宏先生から教えていただいた言葉です。
教師力を高める
たくさんの研修で情報を得ても,受信するアンテナ次第でどうにでもなります。自身のアンテナは
アナログなのか,デジタルなのか。これによっても違いますよね。
だから,受信にも工夫を入れます。わたしは,デジタル機器を使用することが多いです。
パソコン,スマフォ,ポメラ,デジカメ,ビデオカメラ。いろいろ使います。
また研修ばかりではなく,教材は,すぐそこに落ちています。この夏,遊びに行ってもその場所での出来事やたった1枚のビラが,教材になることもあります。
そしてそれらを組み合わせて,授業を構成します。これを繰り返していくことは,授業力が高まる一つだと考えています。また,
授業力=教材研究力×授業技術×人間力×情熱
そして,
教師力=授業力×教材開発力×人間力×情熱
と考えています。わたしたちの仕事は,どこまで行っても教師修業。終わりがありません。
だからうまく時間を使い,インプットとアウトプットを繰り返し,教師力を高めたいです。
みなさん気温だけで無く,自身にとっても熱い夏にしましょう。
関田 聖和(せきだ きよかず)
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。
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