2012.07.09
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インプットとアウトプット

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

 3学期制に勤めておられる先生方は,この土日は,成績に,所見にと仕事をされているのでしょうか。

また未来の教師を目指す方々は,採用試験ですね。よい結果が出ることをお祈りしております。

 そして夏休みですね。もちろん英気を養うための休息は必要です。わたしも5日間(学校閉鎖3日間)の特別休暇をいただけます。

しかしそれをすべて使い切ることができるのか,怪しい感じです。 

 

インプット

  わたしは,新担任者研修というものに出席しなくてはなりません。いわゆる野口芳宏先生(植草学園大学)がおっしゃられるロハ研修。

 でも興味がある内容とすばらしい講師陣です。参加することにわくわくします。

 7月の3連休からの研修を列挙すると,

・教材・授業開発研究所 in 兵庫セミナー(7/14 10:00~)

・特別支援教育士(S.E.N.S)養成セミナースタッフ(2日間)

・特別支援教育コーディネーター専門研修

・地域教員研修(1泊2日)

・神経科のドクターとの懇談会

・幼小中合同研修

・学びの支援センターの活用と連携セミナー
・個別の指導計画・教育支援セミナー
・みんなの自立活動セミナー

・本校の大先輩による講義「ようこそ先輩」

・神戸授業作り研究会
・校内夏期研修

・デーキャンプ(特支学級の子どもたちと)

・教育課程研究協議会

・兵庫県情緒教育研究大会

・動作の学習セミナー
・知的障害の読み書き学習セミナー
・LD読み書きのある児童への指導の実際セミナー

・中堅人権教育研修
・幼稚園 配慮を要する幼児への指導の実際セミナー
・思春期における心身の特性と性に関する指導セミナー

・校内内支援体制についてセミナー
・通常の学級における子どもの理解と支援セミナー

・国語科課題研修講座
・神戸市特別支援教育大会

・小学野口塾(8/17)

・岡山県赤磐市生徒指導研修会(8/20 14時~)

・校内夏期研修

・みんなの特別支援教育講義
・特別支援教育コーディネーター専門研修

・校内夏期研修

・第3回原点セミナー(9/1 植草学園大学)

これのほかにも,全国国語教育研究大会を始め,魅力的な研修会が目白押しです。

わたしは,主に,国語・特別支援教育について学びます。


どうやら,節電のための学校閉鎖3日間と夏休みの終盤の週だけは,決められた研修が無いことになります。

 休みの日には,その他のたまった仕事をしたいのですが,子どもを伸ばすことができるということは,

その教師の力の分だけではないかと考えています。だから生涯,教師は,学び続けなければいけません。

だから教師修業を続けるのです。研修は,必須です。

さて,上記の研修でどれだけのことをインプットできるのか,様々な方法を駆使して学びます。
 

 

アウトプット

 インプットばかりでは,パンクしてしまいます。また,身につきません。

だからわたしは,アウトプットも大切にしています。

 上記の予定の

・教材・授業開発研究所 in 兵庫セミナー(7/14 10:00~)
「通常学級における特別支援教育」ダイジェスト版(20分間)

・小学野口塾(8/17)
(仮)「3年生初めて古典」模擬授業(30分間)
http://ryomoedu.exblog.jp/18447161/

・岡山県赤磐市生徒指導研修会(8/20 14時~)
「通常学級における特別支援教育」

・第3回原点セミナー(9/1 植草学園大学)
「「楽書き」「楽習」で,学力向上」(30分間)
http://www.kennya.jp/zennkokuno-sensei/zenkoku/genten_semina/


この4つでは,講師をさせていただきます。

 つまりこれらは,わたしにとってのアウトプットになります。自身が考えていることをこのような機会をいただくことで,実践をまとめるのです。そして指導を仰ぎます。すると,わたしが伸びます。

 わたしが伸びると子どもも伸びます。なぜならわたしの座右の銘でもある

 

「子どもにとって最大の教育環境は,教師自身である」

 

だからです。

話すことで大切にしていることは,当たり前なのですが,

相手に伝えるために話す


です。私的な話し方,「私的話法」では無く,「公的話法」で話をします。

この言葉は,先述の野口芳宏先生から教えていただいた言葉です。

 

教師力を高める

 たくさんの研修で情報を得ても,受信するアンテナ次第でどうにでもなります。自身のアンテナは

アナログなのか,デジタルなのか。これによっても違いますよね。

 だから,受信にも工夫を入れます。わたしは,デジタル機器を使用することが多いです。

パソコン,スマフォ,ポメラ,デジカメ,ビデオカメラ。いろいろ使います。

 また研修ばかりではなく,教材は,すぐそこに落ちています。この夏,遊びに行ってもその場所での出来事やたった1枚のビラが,教材になることもあります。
 

 そしてそれらを組み合わせて,授業を構成します。これを繰り返していくことは,授業力が高まる一つだと考えています。また,

   授業力=教材研究力×授業技術×人間力×情熱

そして,

   教師力=授業力×教材開発力×人間力×情熱

と考えています。わたしたちの仕事は,どこまで行っても教師修業。終わりがありません。

だからうまく時間を使い,インプットとアウトプットを繰り返し,教師力を高めたいです。

みなさん気温だけで無く,自身にとっても熱い夏にしましょう。

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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