2017.07.31
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小学校の先生の夏休みを有意義に過ごす6つのこと

いよいよ夏休みがやってきました。
私も他都市からすれば,少し遅い終業式を終え,
落ち着いた1学期を振り返っています。
今回は,そのような夏休みに,どう過ごしてきたかを振り返りながら,
綴るとします。題して,
小学校の先生の夏休みを有意義に過ごす7つのこと
冷たい麦茶やアイスコーヒーでも飲みながら,お付き合いしていただけると幸いです。

この時期の過去記事
自由研究攻略法 https://www.manabinoba.com/tsurezure/22108.html
読書感想文攻略法 https://www.manabinoba.com/tsurezure/18298.html
学級崩壊を起こすための10のこと https://www.manabinoba.com/tsurezure/24791.html
それって,学級崩壊かもしれない20のこと(前編)https://www.manabinoba.com/tsurezure/24792.html
それって,学級崩壊かもしれない20のこと(後編) https://www.manabinoba.com/tsurezure/24793.html
必ずできる! 作文を書くこつ! https://www.manabinoba.com/tsurezure/19083.html
インプットとアウトプット https://www.manabinoba.com/tsurezure/18231.html

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

1.英気を養う

英気を養うこと。
これが一番ではないでしょうか。
夏休みというと,子どもたちの状態を連想されがちですが,
そうではありませんよね。
昨年度の夏休みは,土日の出勤もしながらも,
平日は,3日ほどしか休めませんでしたから。
他校への研修会,県の研究会での発表などもあったからだったかもしれません。
でも,私にとっては,それが楽しいのですが……(笑)

何でもいいです。
ぼうっとするのもよし!
趣味をするのもよし!
ご自身の子どもたちと戯れるのもよし!

心や体が元気になり,さっぱりとしましょう!
そうしないと,英気なんて養われませんもんね。

2.ちょっと遠出する

ちょっと遠出をしたいですね。
実は私,これが苦手なのです。
自分からなかなか予定を組めないのです。

だから若いころは,無理矢理,遠いところの研究会に申し込んで,
参加していました。

今は,もっと出不精が進んでいるので,困ったものです。
子どもたちにせっつかれて,蝉取りにはいこうと思います(笑)

遠出をすると,新たな発見がありますよね。
言葉づかいも違ったり,食べる習慣が違ったり……。
それが,経験値となって,今後,活きてきます。

楽しく,ゆったりと,お出かけしたいですね。

3.何かしたよという形を残す

旅行をしたら,写真や動画を。
本を読んだら,読書メモを。
セミナーなどに参加をしたら,学びのメモや新たなつながりを。

というように,自身が動かれた行動記録のようなものを
残してはどうでしょうか。

これを毎年積み上げれば,いい記録となり,
教材にも,変身するかもしれません。

もし,少しこの夏は研鑽するぞ!と思ってらっしゃる方は,
これだけがんばった!と言えるかもしれません。

2学期いいスタートを切ることができそうです!

4.学級づくり案を見返す

学級づくり案を見返すことって,大切だと考えています。
1学期に立てた3月の子ども像を見て……
近づいていますか。それとも……(涙)

もし遠いなって,感じたらそれは,

立てた目標があってなかったのです。

修正しましょう。

また,数か月たっているので,子どもも先生も
何かしらの伸びがあります。

子どもたちにこのような力もつけることができるかも
しれない!

と考えたら,新たな取組が生まれるかもしれません。

でも新たなことを入れるということは,物理的に時間などが
必要となります。違う別のことをやめるということも,
視野に入れておきましょう。

あれもこれもとつみあがっていく教育は,必ず破綻します。

5.単元計画を立てる

単元2つぐらいは,目を通しておきましょう。
そして,単元計画を立てておきましょう。

各時間の細案は,実際に取り組むときでいいでしょう。
これをしておくと,2学期のスタートにおける勢いが
変わるでしょう。
まさに,「専手必笑」の準備です。

普段よりもゆっくりと考えることができるかもしれません。
私はつい,欲張ってしまうところがあったので,
行事の練習計画などもしっかりと取り入れながら,
ゆとりをもった計画を立てるほうがいいだろうと,
これは,私の経験から感じています。

6.行事の準備をする

あえて,最後に書きました。
時として,この1つで終わる夏もあるからです。
若いころはそうでした。

そうならないように,できるのであれば,
分担をして取り組むことができるといいですね。

校内での相談はすぐにできますが,
他校の先生方とゆっくりと……というのは,
このような時期でこそ,できるのかもしれません。

お互いの実践交流会にもつながり,
刺激ももらえるかもしれません。

こちらも,欲張らず練習計画を立ててから,
案を練ると,無茶な計画にはならないようです。

健康第一

学習指導要領が新しくなるということで,
今年度は,研修が多く組まれていることでしょう。

係だから,しなくては……という思いも理解できますが,
まずは,健康第一で,休む時には,しっかりと休みましょう。
もしかして,この1つだけでいいのかもしれませんが……。

私もゆっくりとじっくりと考えて,この夏を過ごします。




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ぜひ,手に取ってやってください。

楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-188610-3

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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