前回の続きです。
授業が上手になるために私がしていることは、
①「教育書を読む」
②「研究授業や公開授業をたくさん見る」
③「協議会で発言する」
④ 「公開授業や研究授業をする」
⑤「トライ&エラー」
という5つです。
今回はそのうちの1つ、「①教育書を読む」を紹介します。
なぜ教育書を読むのか、
やはり「知識」を仕入れるため、
そして
自分が悩んでいることや思っていることに答えがほしいから
ではないでしょうか。
授業を行ううえで、「知識」があればあるほどよい授業ができると思います。
どんなことにでも対応できるでしょう。
私が考えている「知識」とは、
・教科としての学習内容の知識
・指導法としての知識
を示しています。
私は大学時代、教育実習以外の現場経験がありませんでした。
ボランティアなどにいかず、ただ遊んでいました・・・。
今思えば、とても勿体ないことです。
今の学生をみていると、大学時代に現場の経験を積んでいる方が多いです。
素敵な先生になられることでしょう。
とはいっても、その現場で経験したことがすべてではありません。
まだまだ知らない知識があります。
今現在でもまだまだ知らないことはあります。
そういった知識を知るために、教育書を数多く読みたいものです。
教育書はタイトルや目次や中身を見て「ビビビ」と来たものを購入し、読むようにしています。
読み進めていると、「う〜ん」「あれ?」と思うときがあります。
そういうときは、違う本を読むようにします。
無理に最後まで読む必要はありません。
そういった本は、少し時間を置いてから再度読むようにします。
そうすると、はじめに読んだときとは違った新たな発見や気づきが見つかるかもしれません。
同じように、1度最後まで読んだ本も時間を置き、改めて読むことで発見や気づきを深めることができることでしょう。
経験年数の浅い方は、最初は「質より量」の方がいいかもしれません。
とにかくたくさん本を読み、知識を獲得していきましょう。
10年目ぐらいになると、「量より質」で知識を深めていきたいものです。
これまでとは少し違った「理論」が書かれた本を読んでいくことをオススメします。10年目にもなると、力はついているはずです。その力に過信することなく、常に知識をアップデートしていきたいものです。
教育書を読むときは、書きこみを入れながら読むようにしています。
知らなかったことや新たな発見をしたところには、マーカーペンで線を引き、
付箋を貼るようにしています。
その中でも「特に!」というページは、スマートフォンでそのページの写真を撮ってきます。いつでも見返すようにしておきます
「ポートフォリオ」のようなものです。
つづく
樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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