2016.12.14
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お悩み相談「もっと授業が上手になりたいです。どうしたらいいですか?①」(5)

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

私も今以上に授業が上手になりたいです。

まず大切なことは

「もっと授業が上手になりたい」という目標や向上心

を持つことではないでしょうか。

みなさん今現在の夢や目標はありますか?

これがなければ、授業が上手になることはないようにも感じます。

私は教育実習生に、

「教師になるというのが今の夢かもしれないけど、教師になってからの夢は考えている?」

と質問したことがあります。

高校受験や大学受験で燃え尽きてしまう子がいます。

教員採用試験でも同様です。

教師になってからの夢や目標を見つけてほしいです。

理想と現実は違います。

そこに悩まれる方もいるかもしれません。

私自身は、教師になってからの目標を学生時代考えたことがありませんでした。ただ、教師生活を日々過ごしていく中で、

「もっともっと授業が上手になりたい」「子どもと楽しく過ごしたい」

という夢や目標ができました。

だから教師になってから夢や目標をみつけるのでもいいと思います。

できれば、教育に関する夢や目標がいいとは思いますが、

プライベートや教育以外の夢や目標なのかもしれません。

以前の私は、「教育に関する夢や目標」以外はダメだと思っていました。

でも今は、プライベートや教育以外の夢や目標を達成しようとするための経験は、結局は子どもたちに返ることだと思います。

もちろんプライベートや教育以外の夢や目標を達成しようとするために、

仕事が疎かになっては駄目ですが、

きっと「相乗効果」があるように最近思うようになりました。

まずは教師としての夢や目標について考えてみませんか?

すべては「目の前の子どもたちのため」です。

次回は具体的に私がしていることなどを紹介します。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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