2016.10.03
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お悩み相談 感想や考えをかけるようになるためには?(1)

京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎

今期も執筆させていただくことになりました。

よろしくお願いします。

最近、若手の先生から悩みを相談されることが増えてきました。

今期はそういった悩みについての私なりの解決法を書いていきたいと思います。

国語の物語文の学習で、

初読の後に子どもたちに感想を書かせることがよくあると思います。

すぐに感想を書き始めることができる子もいますが、

なかなか感想を書くことができない子はいませんか?

私は自分自身が小学生だったとき、
感想を書くことが苦手でした。

「何を書いていいの?」

「楽しかった。悲しかったという感想だけではだめなの?」

という思いを持っていました。

感想を書いて、先生に提出しても、

「もっとたくさん書きなさい。」

「やり直し!」

などということを言われてきました。

私自身も

「感想を書きなさい」とか「考えを書きなさい」

と自分が小学生のときに指導されたように
子どもたちに指導していたことが過去にありました。

何も書けない子には、
「なんでもいいから書いてごらん」
と言っていましたが・・・。書けるわけもなく・・・。

結局、

「何を書けばいいのか」「どのように書けばいいのか」

ということがわからないのです。

感想や考えを書けるようになるために、
教師がどれほどの手立てをしているかが
結局は大切になってきます。

今年度、1年生物語文「大きなかぶ」で
はじめて子どもたちに感想を書かせました。

そのとき、

「見開き1ページ以上の感想を書きましょう。」

と伝えると、
「え〜」「書けるかな・・・」など
といった子どもの素直な反応がありました。

そこで、

「頭の中に思い浮かんだことを書きましょう。」

と伝えました。
さらに下のようなことを補足説明しました。

・頭の中に浮かんだことなら、何を書いてもいいんです。

・先生がかっこいいと思ったら、その通り書きます。

・うーんと思ったら、うーんって書きます。

この一言で全員が見開き1ページ以上の感想をかくことができました。
たっと一言ですが、子どもたちはどんなことを感想というハードルが低くなるようです。
内容もしっかりかけていました。

この言葉は、
感想を書くとき以外でも考えを書くときでも有効です。

みなさんも1度是非使ってみてください。

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)

京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。

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