2020.05.08
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子どもたちが来られなくとも(3)

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

教室にあるよごれ=すさみ

流しも鏡もピカピカに

新型コロナウイルスの流行で、学校の休校が続いています。子どもたちは学校に登校できず、自宅での学習が余儀なくされています。私たちも、学校のホームページを通じて児童にメッセージを届けたり、課題を提示したりしています。しかし、学級が本格的にスタートできないことにやきもきしています。今年度担当する学級は初めて担当する子どもたちなので、特に早く子どもたちに会いたいという気持ちが強いです。もうしばらく我慢が続きそうですが、少しでも良いスタートが切れるように準備を進めたいと考えています。

昨年度の3月はすべて休校になってしまったため、教室の大掃除ができませんでした。担任が教室を整えはしましたが、限界があり、汚れが残った状態です。これまでの経験で、何か学級に問題が起きる時には教室に汚れ、つまりすさみが残っていた気がしています。教師が忙しすぎたり、子どもたちの心が乱れていたりすると、教室のすみや廊下にごみがたまり始めます。これから学級のスタートを迎えるにあたって、まずはできるだけ汚れのない教室を作りたいと考えました。

少しずつすさみ除去

子どもたちが来ない間、普段は掃除をなかなかできない箇所を重点的に掃除することにしました。

① 教室の窓

本校の教室にはベランダがないため、普段は児童に窓掃除をさせられません。そこで、大掃除の際に教師が器具を使って掃除をしています。しかし、窓の汚れがあることで、どうしても子どもたちの心が整わないと感じることがあります。そして、窓がきれいだと、気持ちよく授業を行うことができます。そこで、窓とその周辺を徹底的にきれいにしました。数年分の汚れがあり大変でしたが、少しずつきれいにしていきました。窓をきれいにすることで、窓から入る太陽の光によどみがなくなった気がします。

② 廊下の窓

次に、廊下の窓の掃除も行いました。廊下にもベランダがないため、普段はあまり児童に掃除をさせられません。そこで、今回は数年間たまってしまっているほこりを除去して、金具の部分が光るようにしました。

③ 流し

児童が使う流しや水道も汚れがたまりやすいところです。排水溝にごみがたまっていることが多いです。また、流しの鏡も水滴の跡がついていたり、ほこりがついていたりして汚くなっていると心もすさみます。そこで、鏡をきれいに磨き上げ、排水溝も金具の色がきれいに見えるようになるまで磨きました。

④ トイレ

最後に児童が使用するトイレの掃除もしました。普段は便器やトイレの床を中心に掃除をしています。しかし、トイレの換気扇やドアなどはあまり掃除をしません。特に換気扇には数年分の汚れがたまっています。ここも、汚れたままで放置していると、トイレの中にすさみがたまる気がします。そこで、徹底的に換気扇をきれいにしました。

スタートはきれいな教室で

新型コロナウイルスの流行がおさまり、児童が早く学校に来られるようになったらうれしく思います。少しスタートが遅れましたが、きれいな教室で学級開きを行うことで、児童の心も整い、新しい学年での活動に意欲をもてるようになるのではないかと考えています。子どもたちとクラスのスタートを切れる日を心待ちにしています。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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