2022.01.27
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目からウロコの「ICT×仕掛ける」学級づくり~教室はラジオ局~(6)

明けましておめでとうございます。
今年も子どもたちと共にたくさん「トラ」イしようと思います(笑)のでよろしくお願いいたします。
GIGAスクール最前線で起こったトラブルや失敗と向き合う毎日、そしてほんのちょっとだけ実を結んだ記録をお伝えしています。
今回は「ポータブルワイヤレススピーカー」を活用した取り組みです。コロナ禍による学校生活の制限をどうプラスに捉えるか。
ICTをみんなが幸せになるための文房具に!

東京都東大和市立第八小学校 宮澤 大陸

1.メディアの移り変わり

皆さんは「電リク」を知っていますか。
(私の世代ではけっこう馴染みのある言葉でした)

毎週、ラジオから流れる音楽チャート番組に「電話」をかけ、お気に入りのアーティストや曲を「リクエスト」するのです。
好きな曲が流れたときには、必死で雑音交じりのラジオのチューニングを合わせ、カセットテープに録音して何度も聴いたものです。
あの頃子どもだった私は、まさか定額聞き放題の音楽配信サービスが登場するとは想像もしませんでした。
時代が移り、今ではメディアへのリクエスト方法も電話ではなく、メールやTwitterなどのSNSに変わり、より手軽になっています。
毎週ラジオとにらめっこして集めたカセットテープやMDは、その名前を聞くことさえ今はほとんどありません。

2.スピーカーで教室が変わる

プレイリストとスピーカーの組み合わせは無敵

ところで、学校生活で私たちが「音楽」に触れる機会はけっこうありますよね。
音楽の授業はもとより、英語のチャンツ、運動会のダンスの曲、お昼の放送、集会やお楽しみ会で使用する時など、音楽の用意が必要になる場面が少なからずあるでしょう。

そんなとき、教員の皆さんはどうやって曲をかけているでしょうか。
教室の備え付けデッキにCDを入れて流しますか。
また、放送室にあるアンプを持って行き、延長コードでつないで使っていますか。
私のオススメは「ポータブルワイヤレススピーカー」(Bluetooth接続)です。

教室内だけでなく、

・どこでも持ち運びでき(私はよく体育館で使用)
・電源コードをつなぐ必要がなく
・スマホやタブレット、パソコンから再生できる

教員にとって最強アイテムの一つだと思っています。

さらに、YouTube MusicApple Musicのような定額聞き放題の配信サービスに加入していれば、よく聴く曲のプレイリストや、膨大な量の中から検索した一曲をすぐにスピーカーからその場の全員に向けて届けられる。

まさにミニラジオ局の完成です!
(ちなみに私が使っているのはBOSEの「SoundLink Revolve+ II Bluetooth® speaker」です ※画像参照)

3.無言の車内に彩りを

新型コロナの感染拡大の影響で、学校教育においても制限が続いています。そんな中、私の学校では幸運にも移動教室や社会科見学を実施することができました。

しかし、移動中のバスの車内では当然私語厳禁。
往復2時間以上の空間で無言を続けるというのは、子供たちにとっては決して嬉しいことではありません。
(もちろん「読書」「問題集を解く」「景色を見る」といった一人時間を前提としているのですが)

「この環境を楽しめる工夫ができないだろうか」
こんなときにアイデアをくれるのは、いつも子供たちです。

「先生、心の中で歌うので、キャンプファイヤーの曲や好きな曲をかけてもらえませんか」
バスの車内にて、ミニラジオ局の開設です。

そこで、前日までに、行事に関係する曲や学習に関する説明音声を集めたプレイリストを作っておきました。
(プレイリストを学年の先生方と共有することで、共同編集できるようにしました。一つのプレイリストを全てのクラスで共有することで準備の効率化にも繋がります)

また、アンケートフォーム(Microsoft FormsGoogleフォーム)を使って子どもたちからリクエスト曲も募集しました。

当日は、リクエストが多かった順にランキングにして、車内BGMとして流しました。
(運転手さんも快諾してくださいました)

無言のバスの車内空間に、ホッとするひとときが生まれました。

ICTを活用して子どもたちの学びを深めることはもちろんです。
その中で「子どもたちとの時間空間を楽しむ」ことも私は忘れたくありません。

大人が笑い楽しむ社会に、子どもたちも希望をもつのではないでしょうか。

宮澤 大陸(みやざわ たいりく)

東京都東大和市立第八小学校
島や国立の小学校を経験し,今は地元でICTを活用した教育と「失敗」を実践中。わくわくを仕掛け、子供たちと作り上げる学級づくりをお伝えします。
オープンチャット「目からウロコのひらめき2分テスト」もスタートしました

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