2018.06.11
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「笑う門には」今日無駄より ~「苗半作」今が頑張りどき~(第5回)

部活動でサッカーの指導をしていたとき、鼻血を出した子どもがいました。
私は「鼻血くらい大丈夫」と思ってしまい、止血後、練習を続けることを許可しました。
後日、お医者さんから「鼻血は体のどこかがよくないサインだから、無理させてはいけません。」
と言われ、大反省をしたことがありました。

廊下を走る子ども、けがで保健室に行く子ども、ルールを乱す子どもなどが増えてきていませんでしょうか?
これは、どこかよくないことがおきているサインです。
大型連休が終わり、地域によっては運動会が終わって、連休ロス、運動会ロス。
サインを見逃さないようにしましょう。
今が頑張りどきです。
「苗半作」という言葉があります。人によっては「苗七分作」や最近の無農薬時代では「苗八分作」とも言われています。
農家の方は、苗を作った段階で仕事の50%(70%、80%)が成功しているということです。
教育にも同じことがいえそうです。
今の頑張りが秋の実り、春の大輪につながるのです。

熊本市立龍田小学校 教諭 笹原 信二

ラダー効果で負の連鎖を防ごう

ラダー効果

ラダー効果を指導に役立てる

以前、先ほどの行事に加えて学校訪問があった年がありました。
教師側にも余裕がなく、ついつい気分がイライラしてしまいます。
廊下を走る子どもに注意する際の言葉かけ。
最初は「走らんよ」とやさしかったのが
「走るな」声がついつい大きくなり、口調もきびしくなってきます。

同じ「廊下を走る」という行為をとっても
学年によって指導は変わるでしょう。
1年生と6年生に同じように話すわけにはいきません。
同じ6年生でもとらえ方に差が出ると思います。
「廊下を走る」という行為だけを取り上げるのか、
「ぶつかってけがをしないように」という目的を取り上げるのか、
「安全で落ち着いた生活を送る」という大目的を取り上げるのか。
6年生でも「先生に叱られるから廊下は走ってはいけない」や
「廊下は走ってはいけないとは言われたけど、騒いではいけないとは言われていない」
と答える子どももいます。
(先生の言うことをきいているからまだいいのかもしれませんが)
どのレベルで子どもが捉えているのかを考えて指導に生かしましょう。
負の連鎖が起きることは避けなければいけません。



起きる前の指導を大切に 先手必笑

行動を起こす前の水分補給を

行動を起こす前の水分補給が重要なように、何かが起きる前の指導が大切なのです

来年は大型連休が10連休になるとも言われています。
5月にはあんなに休みがあったのに、6月は。
そうなんです、6月だけ祝日がない月になりました。
これも6月危機の要因の一つでしょうね。

すでに6月危機が起こり始めている、そんな場合でも
ギリギリ今なら立て直すことができます。夏休み前だからです。
夏休みを過ぎてから立て直そうとするのは、相当大変です。
熱中症対策として、暑くなってしまう前に水分補給の仕方を身につけることが大切だと
養護教諭から聞いたことがあります。
この時期の事前の徹底的な繰り返し指導が大切です。いわば予防です。
何事も起きる前、先手必笑です!
対応が後手後手にまわればまわるほど、問題は深刻化、長期化します。
スピードは最大の付加価値とも言われますからね。


教師が心身共に健康であること

寛容の心と6月の旬

寛容の心を身につけ、しっかりと旬をいただいて、心身共に健康で夏休み前を乗り切りましょう

前任校は、横井小楠が「四時軒(しじけん)」と名付けた
1855年に転居してきた自宅が近くにありました。
6年生が四時軒で学び、墓前祭にも参加します。
横井小楠の教えで、私自身が一番心したことは「寛容の心」。
 「地球上で一番大切なのは、お互いにその立場を認め合い、
 お互いがお互いをゆるす寛容の心がなければならない。」
この心をもちたいと常に考えてきました。

6月の旬の食べ物、おくら、ニンニク、ミョウガなどは
いかにも夏バテに効果有り!という感じのものがならんでいますね。
果物の名前を見ると、夏が近づいていることを感じさせます。
魚や海産物の名前を見ると、寿司を食べたくなりますね。

寛容の心を身につけ、しっかり食べることで心身の健康をたもっていきましょう。
「苗半作」今が頑張りどきですよ。





笹原 信二(ささはら しんじ)

熊本市立龍田小学校 教諭
37年の教師人生を終えたが、もう少し学びたく再任用の道を選択。過去の経験を生かしつつ、新しいことにもチャレンジしていきたい。

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