2018.04.17
  • twitter
  • facebook
  • google+
  • はてなブックマーク
  • 印刷

「笑う門には」今日無駄より ~4月心がけておくこと~(第2回)

始業式が終わり、黄金の三日間を無事過ごされた、というところでしょうか。
ベテランの先生ほど、この時期の大切さ、恐ろしさを知っておられます。
忙しいですけど、ここでのがんばりが一年間を乗り切ることにつながります。
今回は、うまく船出をしたクラスを、さらにシステムにのせていくために、
以前の教務だよりにのせたものからピックアップして紹介したいと思います。

熊本市立龍田小学校 教諭 笹原 信二

システムが身についたことを確認していこう

3・7・30の法則を載せた教務だより

3・7・30の法則を何度も掲載していました

「3・7・30の法則」という言葉があります。
最初の三日間で話したことが、スムーズにシステム化するかどうか、
大切な一週間です。

確立できた、と思っても、構築するのは難しく、崩れるのは容易くです。
初めての〇年生、初めての〇〇、。。初めてずくしですから、
そんなに簡単にはシステム化できません。

繰り返し、繰り返し、ていねいに、ていねいに。
慌てず、安心せず、確実に、関係を太くしていきましょう。
まったくおこなっていない、のと、一度うまくいったのでは
まったく違いますからね。


保護者とのパイプを太くしよう

学級懇談会・家庭訪問

学級懇談会や家庭訪問で心がけておくことをまとめておきました

一人の子どもの背景には、平均して3~4人の「大人」がいます。
子どもとの信頼関係とともに、
保護者との関係を築いていきたいものです。

まずは、学級通信で、保護者との関係を太くしていきましょう。
学級通信は、保護者や家庭の様子を推測して書いています。
実際にお目にかかって、保護者の思いや家庭の様子を知る機会として、
学級懇談会や家庭訪問があげられると思います。
学級懇談会や家庭訪問は、地域によって時期や内容も違うと思いますが、
目的は保護者との信頼関係の構築です。
「感謝」の気持ちは何らかの形で表したいものです。

最近では、ネットで「学級懇談会では自己紹介をしなければならないから嫌だ。」とか、
「家庭訪問は何のためにあるの?」などの書き込みをたくさん見かけます。
教師側も、学級懇談会や家庭訪問はいらないのでは?という声があります。
何のために行うか、はっきりと伝えて、有意義なものにしたいですね。

子どもの立場に立った授業づくりをしよう

授業づくり・学級づくり

授業づくりと学級づくりは両輪だと考えています

修了式から、始業式まで、これも地域によって違いますが、
二週間から一ヶ月近く、本格的な授業をうけていません。
学級づくりとともに、授業づくりが大切になります。
教材研究は当然大切です。
さらには、授業準備はもっと大切です。
子どもの立場に立った授業づくり。
教科書を読んでみて、教師が「おやっつ?」「あれっつ?」と思うところは
子どももそのように感じるところだけ思います。
子どもとともに学ぶ、子どもの立場に立って考えてみる。

すべての教科では大変、という場合には、まずは、ひとつの教科でもいいです。
必ず、ほかの教科にも転化されるはずです。



短いフレーズで、よいことのスパイラルをつくりあげよう

そろえることを意識

私は4月には「そろえる」ことを意識させてきました

あれもさせたい、これも身につけたい、気持ちはよくわかります。
しかし、あまり欲張ると、どれも身につかない、という場合があります。
1つのことを徹底させることも、いいのではと思います。
その際、できるだけ短いフレーズで、合言葉のように繰り返すのです。
以前勤務した学校の校長は口癖のように「ていねいに」を
繰り返されていました。自然と職員も使うようになっていきました。

私は4月は特に「そろえる」を合言葉にしていました。
そろえることの美しさをたくさん感じさせます。
その美しさを、いろいろな言葉で表現させていきました。
感性は言葉の力、ということを以前書いたかと思います。
感じることは考えることにつながります。
さらに「そろわないと美しくない」ことも感じさせていきたいですね。

笹原 信二(ささはら しんじ)

熊本市立龍田小学校 教諭
37年の教師人生を終えたが、もう少し学びたく再任用の道を選択。過去の経験を生かしつつ、新しいことにもチャレンジしていきたい。

同じテーマの執筆者
pagetop