2016.12.02
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教育者として,大切にしたいこと(2)

 3学期制のところは,あゆみの作成真っ最中!でしょうか。
職員室に遊びに来てくれる子どもたちも,冬の予定を
こっそりと教えてくれます。
「誰にも言ったらあかんで。USJに行くねん。」
「えっとなあ,おばあちゃんちに泊まりに行くねん。」
などなど......。
 楽しい冬になりますように......。

 今回も子どもたちと関わる中で,教育者として,また,学級づくりをする中で,
大切だなと思うことを綴ります。
 たぶん, 大切だなと思うことシリーズは, 続けます。というか,続きます(笑)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

どこまでも支える

子どもたちが何かに取り組んでいるときに,
支え続けてくれる大人がいるのとそうでないのとでは,
大きく違うことでしょう。
 もちろんたくましく生きる子どもたちもいます。
それは否定しませんが,そばで,遠くで,

あなたのことを見ているよ。応援しているよ。

って,支えてあげると,きっと最後まで
頑張り続けることができるんだろうなって,
考えています。
 
 子どもには,無限の可能性がある

それを引き出すのも,支え続ける大人の存在って
不可欠かなと考えています。

 いわゆるちょっと活発でやんちゃな子どもも,
カリスマティックアダルトと言って,
一目置ける大人がいると,
落ち着いて活動に取り組むことができます。

無条件で,君のことを受け入れている。

そのような有言,無言のメッセージって大切ですよね。

https://www.manabinoba.com/tsurezure/18138.html

心をつなぐ

子どもたちの心は,繊細ですよね。
ちょっとした言動で,喜んでくれたり,悲しんだり……。
 私も数々の失敗談があります。

 心をつなぐこと……。
 一瞬でつながることもあれば,長い時間が必要なことも
あります。
  教師と子ども
  子どもと子ども
  教師と保護者
  教師と地域
  子どもと地域

それぞれが,つながることで,小さな一つの取組が,
大きなものへとつながったり,育ったりします。
 つながるためのベストな方法は,1つではないでしょう。
  誠実であること
  一生懸命であること
  情熱的であること
  冷静であること
  知的であること
  親しみやすいこと
  信頼される存在であること

たくさんの事柄が挙げられますよね。
つながるために,一つずつ……。
できるといいなって考えています。

子どもとともに伸びる

第1回でお伝えしたものも含め,

 ・どこまでも信じる
 ・ありのまま受け入れる
 ・励まし続ける
 ・どこまでも支える
 ・心をつなぐ


この5つは,大切な指針です。
これらを実践するためには,

 ・子どもとともに伸びる

という視点は,欠かすことができないと考えています。

 私の根本・本質・原点としている

「子どもにとって,最大の教育環境は教師自身である」

との言葉のように,教育者自身が常に
伸びていくことができれば!と考えています。
 もちろん,一気にたくさんではなく,じわりじわり……。
歩みが止まらなければ,いいんですよね。
 教育は,良くも悪くも,
長い目でみないといけないので……。

いっしょに学びませんか

授業道場「野口塾」in神戸

月刊「RAKUSHO」12月号

教材・授業開発研究所 in神戸2016冬

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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