2017.04.20
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

教室環境で気にかけたい13のこと(4)

教室環境チェックです。
いろいろな視点がありますが,私が意識してきたものを
綴ってみます。
教育者として大切にしたいことの第4弾!
教室環境編です。


大好評です。
楽しく学んで国語力アップ!
「楽習」授業ネタ&ツール (国語科授業サポートBOOKS)
blank
Amazon http://goo.gl/0qqpiz blank

楽天ブックス  http://goo.gl/YHMtBH blank



1時間半も,ゆっくりと話します。私よりも違う講座の方がいいような(笑)

授業づくり一日講座 blank

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

1. 机は,整頓されている

 →荒れている教室は,乱れています。

2. 机,椅子のキャップは,ついている
 →ガタガタ音が鳴るだけでなく,姿勢にまで影響する

3. 机の横には,何もない
 →机の横のフックにかけたくなりますが,危機管理の視点が大切です。机の横のものに体の一部が引っかかって,大怪我の事例あります。また,学力が低下するとのデータも存在していますよ。

4. 前面黒板は,授業に使う
 →伝言掲示板にはしない。それは,授業中にとっては,雑情報になる。

5. 前面黒板周辺は,精選する
 →具体的な学級目標やその時間に使う学習資料は,別。

6. テレビ棚の中は,整理されている
  または,目隠しされ,中が見えないようにしている。
 →中が見えると,触りたくなる。また整理されていないと,荒れにつながる。

7. その日の予定を教室内に示している
→子どもたちが自身で,見通しをもつことができます。

8. 教室の横や後ろに掲示物を配置している
 →具体的な目標などは,別です。しかし,字義通りの解釈をする子どもがいる時や学級に荒れが見える時は,言葉に注意です。
  例)「教室はまちがえるところだ」

9. 掲示物の旬は,合っている
 →いつまでも,新学期当初の掲示のまま。剥がれかかっていたり,破れかかっていたり修繕されていないなどは,NG。

10. 教師の机上,棚などが整理されている
 →荒れている教室の多くは,教師の机上も荒れているそうです。
  どうしても苦手ならば,教室の後方に指導机を置くと,授業中の雑情報にならないでしょう。

11. 予定の変更があれば,子どもに分かりやすい形で伝えている
 →音声言語だけでなく,最終的には,見える化します。

12. 子どもの持ち物を整理をしやすいように工夫している
 →取りやすさ,用意のしやすさを考えます。でも,机横には,かけません。

13.学校のルールや決めたルールは,肯定文で明文化され,掲示されている
 →この掲示を示して,再度話することができます。

 まだまだある気がしますが……。まずは,これぐらいで……(苦笑)

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

同じテーマの執筆者

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop