2017.03.03
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小学校入学に向けて,気にかけたい文房具,3つのこと(2)

小学校入学に向けて,気にかけたい12のこと の第2弾です。
我が子もやっと......いや,もう1年生。
これでいいのかなあと不安がよぎります。
でも,これでいいんですよね。
その子なりの発達と成長をし続けているのですから......。

学校で一番使うものは......。
そう,文房具です。
中でも,えんぴつ,消しゴムは,
当たり前の持ち物です。
でもここは,大切にしたい所です。
今回は,ふでばこ編。
私も用意をしたものを少し紹介します。

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

えんぴつ

えんぴつの濃さです。

一般的に

入学したばかりの子どもは,

B~2Bがいいでしょう


最近では減ってきましたが,
キャラクターものをプレゼントされ,
子どもが喜んで持っていくけれど,
HBだったり,Bだったり……。

お子さんの筆圧(書いた字の濃さ)をみて,
決めましょう。

書き方えんぴつといって,
学校から

6B程度のえんぴつ

を渡されることもあるでしょう。
こちらは,

文字のお稽古に最適

です。

しかし,消しゴムではなかなか消えない


のが難点です。
家での学習でも,文字のお稽古以外は,
B~2Bのえんぴつで取り組む習慣をつけても
いいのかもしれません。

しかし,えんぴつを使っての学習の初期段階では,
6Bが書き心地も良いので,使わせて良いでしょう。

補助具

えんぴつの持ち方は,
のちのち,運動面へまでつながります。

昨今話題の組体操の技が崩れてしまう原因の一つとして,
えんぴつの持ち方もリンクしていますから……。

そこでえんぴつ補助具を用意することも
大切なのかもしれません。

うちの王子もいろいろ試しました。
安くあげようと(笑)Wクリップをえんぴつにはめたり,
えんぴつに通すのが大変だけど,数センチのゴム製のものを
使ったりしました。

結果,

Qリングに落ち着きました。

Qリング
https://www.p-supply.co.jp/products/520

何よりもポイントは,
自分で着脱できること
です。

そして消しゴムを入れる場所にすぽっと入ります。

Qスケール15も,王子のミニ定規として,
筆箱に入れています。

Qスケール15
https://www.p-supply.co.jp/products/522

消しゴム

こちらもいろいろあって,何でもいいや!
と思ってしまいがちです。

しかし,ちょっと待った!
なのです。

子どもが書いた文字を消させてみましょう。

消した後,文字を書かせても
大丈夫なぐらい消えていますか。

消しゴムの材質は,千差万別。
大人が消せても,慣れない子どもたちが消すのとでは,
少し勝手が違います。

こちらは,いくつかお試しに用意をして,
消させるといいでしょう。
子どもによって違いますよ。




少しだけお話をさせてもらいます。
第21回ヒートアップ講座

神戸で共に,超一流から学びませんか。
1時間半も,ゆっくりと話します。私よりも違う講座の方がいいような(笑)
授業づくり一日講座

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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