寒さが厳しくなってきました。そのような時には,クラスのみんなでドッジボール!
取り組んでみませんか。
学級づくりの視点でのドッジボール
子どもたちから大人気のドッジボール。ボール1個あれば,手軽に始めることができます。
そして,簡単に取り組めます。
一般的には,長方形のコートを半分に仕切り,ラインを引いて行います。
競技としてのドッジボールとはせずに,学校で取り組むドッジボールですので,
学級づくりに活かしたルール作りにしたいものです。
ボールは,柔らかいものを使用したいです。
わたしが勤める学校では,日本ドッジボール協会推薦球のミカサの
ソフトドッジボールを使用しています。他にも,モルテンやアディダスからも
販売されていますので,ご検討ください。
ただスポンジのように柔らかすぎると,投げにくく,また,受け取りにくいです。
顔に当たっても,怪我をしにくい堅さがよいでしょう。
さて,ドッジボールを学級づくりに活かすことを考えてみると,まず大前提に,
・全員が楽しめること
・どの子どもにもチャンスがあること
です。全員が楽しめることは,全員を100%を超える満足度にするのではありません。
わたしは,70~80%で十分だと考えています。
どの子にもチャンスがあることとは,ボールを投げるチャンス,ボールを受け取る,
逃げるチャンスになります。
「わたし,一回も投げなかった……。」
「あの子ばっかり,投げてる。」
と,いった声は,あまり聞きたくありません。数名の上手な子どもがたくさん楽しんで,
そうでない子どもがあまり楽しめないルールだと,ドッジボールの値打ちも半減します。
だからこそ,学級で行うドッジボールは,
・みんなで取り組むから,楽しい
という雰囲気をつくりたいです。
田んぼドッジボール
紹介するドッジボールは,「田んぼドッジボール」と呼んでいます。
私が初めて教師になった学校のドッジボールクラブでしていたルールです。
子どもたちから,
「楽しかった!」
という声をいつも,たくさん聞くことができるものです。
わたしが担任するクラスで一番人気のドッジボールです。
1年生から6年生まで,冬でも汗をかきながら,取り組むことができます。
いつものあの子だけでなく,コートの隅にいる子どもが走り出します!
大人しい子が投げたボールが,上手な男の子を当てることもできるのです。
以下に,ルールを説明します。
「田んぼドッジボール」
変化をつける
関田 聖和(せきだ きよかず)
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。
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