埼玉県ってどんな県?
4年生の社会科では、自分たちが住んでいる埼玉県について学びます。
初めての授業では「埼玉県ってどんな県?」という問いからスタートしました。
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一
埼玉県について学ぶ

埼玉県に関する学習掲示
「魅力度ランキングで下の方だよね」
「でも、住みやすい町ではいつも上位だよ」
「自然が多い県だよね」
「新幹線などが走っていてすごく便利な県だと言われているよ」
という答えが飛び交います。
でも、自分たちが住んでいる埼玉県について何を知っているかと聞かれると、自信を持って答えられません。意外と自分の住んでいる県について知らないことが分かり、逆に埼玉県についてもっと知りたいという気持ちが高まってきました。この気持ちを大切に授業の展開を考えたいと思いました。
子どもたちに、「埼玉県について詳しくなるためにどんなことが知りたい?」と問いました。すると、子どもたちからは、埼玉県の交通、食べ物、名所、出身の有名人などについて調べたいという声が上がりました。
そんな活動を行いながら埼玉県の学習をスタートしました。
土地の様子と交通の特徴を調べる
まず埼玉県の土地の様子についての学習です。ここで取り上げるのは、埼玉県の地形図づくりです。子どもたちは地形図のセットを見て大喜び。楽しそうに組み立てていきました。
「あれ、山は西の方ばかりにあるね!」
「東の方は平らになっているね」
「埼玉県はたくさん電車が走っているね」
など、いろんなことに気づきながら活動を行いました。
次に埼玉県の鉄道や道路の地図づくりを行いました。白地図に主な鉄道や道路を書き込んでいき、どんな特徴があるか調べました。
「鉄道は北から南に走っているね」
「やっぱり新幹線が通っているから、交通の要所になっているんだね」
「大きな道路がたくさんあるよ。3年生の時に工場などで作ったものを運ぶのに便利だということを学習したよね」
「高速道路がたくさんあって、いろんなところに行けるようになっているよ」
など、気づいたことを話し合いながら埼玉県の交通の特徴をつかんでいきました。普段は何気なく電車に乗ったり車で道を通ったりしていますが、埼玉県の交通の特徴にはなかなか気づかなかったという感想をみんなが持っていました。
埼玉県の学習はさらに続く
教科書の学習は終わりましたが、本当の学習はこれからです。埼玉県の学習は教科書を飛び出して続きます。
「ブロッコリーが指定野菜になったね。ブロッコリーは今、埼玉県で力が入れられている野菜だよ」
そんな投げかけに子どもたちの興味は高まります。ほかに埼玉県の代表的な作物にはどんなものがあるかを調べ始めました。
「くわいも埼玉県でたくさんつくられているんだね。さいたま市でもたくさんつくられているよ!」
「埼玉県のオリジナルのお米があるんだって。彩のかがやきっていうんだね」
「埼玉県はやっぱり深谷ネギだよね。ふっかちゃんも有名だよね」
いろんな発見があります。埼玉県についてもっともっと知りたいという思いが高まってきます。これから、社会科の学習で、水はどこから来るのか、埼玉県の防災、埼玉県の伝統的な行事などについて学んでいきます。
子どもたちとともに、私もさらに学習を進めていきたいと思います。

菊池 健一(きくち けんいち)
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。
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