2019.08.03
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地域の美術館と連係

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

社会科見学を生かして新聞づくり

担当する3年生で、さいたま市の伝統的な産業である盆栽について学習をしました。市内には大宮盆栽美術館があり、見学を通して盆栽について詳しく知ることができました。また、見学した後に生じた疑問などについて美術館の学芸員さんに質問をして調べました。それらの活動を生かして、児童は社会科の学習の一環として「盆栽発見新聞」を作りました。まだ、3年生なので、新聞といっても「見出し」と「絵」と「文章」のみの簡単なものです。しかし、児童は一所懸命に制作に取り組み、大変すばらしい作品ができました。
また、この新聞を活用して、国語で友達に盆栽についてわかったことを発表するスピーチも行いました。友達に自分が一番伝えたいことをしっかり伝えるという目標をかかげ、児童全員が発表することができました。

美術館の企画展に出品

大宮盆栽美術館では、夏休み中に「子どもぼんさい美術館」の企画展が行われ、子ども用の展示やワークショップが行われます。その展示会に、児童の盆栽新聞を掲示していただくことになりました。児童の作品がかざられることで、児童も喜び、これからの意欲につながると考えたからです。また、市内の他の学校の先生や保護者の方に、盆栽美術館での学習を広めたかったからです。
展覧会に行くと、児童の作品を熱心に観てくださる方が多くいて大変うれしい気持ちになりました。今回は、作品だけでしたが、これからは、児童が製作をしている様子や、学習の計画なども同時に展示できるとさらに観ている方がわかりやすいのではないかと思っています。今後さらに美術館との連係を深めていきたいと考えています。

さらに児童の意欲を高める取り組みにしていく

今回、自分たちの作品を取り上げていただくことで、児童のよい励みになりました。児童は、夏休み中に訪ねた施設などについて進んで調べて、新聞にまとめてみたいと話していました。きっと、すばらしい作品を作ってくれると思っています。
これからも今回の学習を生かして、さらに新聞づくりの活動に取り組んでいきたいと思っています。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う傍ら、放送大学大学院生として研究活動も行う。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。

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