2018.07.27
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1学期をふり返って

子どもたちにとって、皆さんにとってどんな1学期になったでしょうか。

京都教育大学附属桃山小学校 教諭 若松 俊介

1学期が終わりました。
これから長い長い夏休みを迎えます。

子どもたちにとって、
私たちにとって、
どんな1学期だったでしょう。

私の学級では、ふり返りの時間を設けています。
もちろん毎日ふり返っているのですが、
最終日には総まとめで1学期全体をふり返ります。

よく「うまくいかなかったこと」だけをふり返る場合もありますが、
「うまくいったこと」もきちんとふり返ることができればいいなと思います。

うまくいったことを「偶然」で終わらせない。
うまくいったことと同じことができるようになっていくと、
その子にとっての本当の力と変わっていきます。再現率が高まっていきます。

少しずつの「意識」が「当たり前」へと成長していく。
その過程を自分自身でつくるためにもふり返りは必要です。

「うまくいかなかったこと」を自分で見つけられたら最高ですね。
どうやったら乗り越えていけるかを考えていくことを楽しめると、
これからの人生も楽しく過ごしていくことができるのではないでしょうか。

「うまくいかない」→「怒られる」になると楽しくありません。
「うまくいかない」→「成長のチャンス」となると楽しくなってきます。

うまくいかないからと言って自分を責める必要はありません。
乗り越える方法が見つからなければ周りの仲間と一緒に見つけたらいいのです。
そんな支え合い、高め合える場を学級でつくっていきたいです。

教師である私もきちんと1学期をふり返っていきたいです。
うまくいったこと、うまくいかなかったことどちらもあります。
丁寧に見ていくことで、夏休みにすべきことが見つかってきます。

1ヶ月ある夏休み。
子どもたちと出会わないからこそできることがあるのではないでしょうか。
ふり返ったことをもとに充実した夏休みにしたいです。

皆さんにとっても充実した夏休みになることを祈っています。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)

京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。

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