2018.04.27
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学級目標って何だろう?

4月に決めることが多い学級目標。どの学校でもつくっているから自分も・・にならないようにしたいものです。

京都教育大学附属桃山小学校 教諭 若松 俊介

もうすぐ4月も終わろうとしています。
今日のテーマは、学級目標。
すでにつくられたところが多いのではないでしょうか。

皆さんの学級の目標は何ですか?
その目標はどうやってつくりましたか??

そもそもどうして学級目標をつくろうと思いましたか?

・自分が小学生の時もあったから
・どの学級開きの本にも「学級目標をつくる」と載っているから
・周りの先生もみんなやっているから

では思考停止ですよね。
学級目標をつくる目的を見失ってしまいます。
そうなると子どもたちも目的を見失うことになってしまいます。

何となく「明るく元気な・・」みたいな言葉が並び、
教室の前などに飾られて、学年末にはがされて終わり。

・・ってことはありませんか??

初任の頃は毎日が不安で仕方が無く、
とにかくやるべきことをやりきることで精一杯になり、
そんなことを考えている余裕は無いかもしれません。

ただ、「そもそも」を意識して、活動の目的を考えることは、
子どもたちの意識や行動へとつながり、結局は自分が楽になってきます。

学級目標は、3月に「こうなっていたい」という姿。
「こんなことを大事にしていきたい」というものもあるかもしれません。
ただ、「みんな一緒」なんて違和感があるから、
学級目標をもとにして、1人ひとりが自分の目標を持てるようにする。

目標を飾りにするかしないかは、教師の意識次第です。
教師が目標を飾りにしてしまっていたら、
「目標ってそんなものなんだな。まぁ、とりあえずつくればいいか。」
ということを子どもたちは学びます。

そのために、学級目標をつくる時間を設けたり、
掲示物を丁寧につくって前にはったりするなんてしんどいですよね。

目標をつくるからには、その目的をしっかりと意識したいものです。
子どもたちと共に「目標をつくる意味」を考えていくと、
子どもたち自身が目標を大切にして過ごそうとします。

学級目標をつくる目的、あえてここでは書きすぎません。
ぜひ皆さんも改めて考えてみてください。
子どもたちと一緒に考えるのもいいかもしれませんね。

1年間、一緒に頑張っていきましょう。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)

京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。

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