2018.04.12
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新年度 新連載にあたり

大阪府公立小学校 主幹教諭・大阪府小学校国語科教育研究会 研究部長 杉尾 誠

まずは 自己紹介から

はじめまして。本年度より「教育つれづれ日誌」の執筆を担当させていただきます、杉尾(すぎお)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

私は現在、公立の小学校に勤務しておりますが、初任は私立の高等学校で、中学校も(ともに国語科)を経験しております。様々な校種における山あり谷(底)ありの20年以上の教員生活のなかで、常にひたむきに追い続けてきたテーマが「自尊感情を高める教育活動」です。

「自尊感情を高める教育活動」とは

私が改めて詳述しなくても、この記事をご覧になるほど教育に関心の高い方なら、いわゆる「自尊感情」がどのようなものかについては、ある程度ご理解いただいているかと存じます。近年様々な国際調査において、諸外国の子どもたちとの比較で、日本の子どもたちの「自尊感情」の突出した低さが指摘され、その改善に向けた取り組みが、それぞれの教育現場で行われているところです。

しかしながら、その「自尊感情」自体やその変化などを可視的に捉えるのは難しく、目の前にいる子どもたち一人ひとりが今どのような「自尊感情」を抱いているのか、そしてそれをどのようにして改善・向上させていくのか、暗中模索の実践を繰り返しておられる方も多いのではないでしょうか。もちろん私も、その一人でした。

具体的な実践記録とともに

私は高等学校の国語科教員としてスタートして以来、子どもたちの心の中を「文字」という形にして映し出す「綴方」「詩」「短歌」「俳句」などの創作指導に、一貫して取り組んできました。その実践を通して見えてきた「自尊感情」向上のささやかなヒントを、皆様と大切に共有していきたいと考えています。

子どもたちの素敵な作品の数々を紐解き、その作品が生まれた背景や、私の指導過程、その後の子どもたちの変化などを詳らかにすることで、「私も明日からやってみよう!」と思える元気と方策が提供できるよう、思案を重ねてまいります。web上ではありますが、記事を通して「ともに学び合い高め合う」よい繋がりが、お一人でも多くの方と生まれますように。

杉尾 誠(すぎお まこと)

大阪府公立小学校 主幹教諭・大阪府小学校国語科教育研究会 研究部長
子どもたちの「自尊感情」を高めるため、「綴方」・「詩」・「短歌」・「俳句」などの創作活動を軸に、教室で切磋琢磨の日々です。その魅力が、少しでも読者の皆様に伝われば幸いです。

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