平成29年度の学級生活、学校生活も終わりを迎えています。
皆さんはどんな年度末を迎えられたでしょうか。
私の学級では、子どもたちが毎日ふり返りを書く機会をつくっています。
ふり返りを書くことで、自分のことをじっくりと見つめられます。
子どもたちは、1年間を通してたくさんの「自分」と出会えたのではないかと思います。
年度末には「1年間をふり返って」というテーマでふり返りを書きました。
そこには、
・「何でするのか」「どうすればいいのか」という意味や目的を考えた1年だった
・簡単に知識を暗記するのではなく、とことん考えることの大切さや楽しさを実感した
・「自分」とじっくり向き合うことで、成長へのつなげ方が分かってきた
・自分の疑問を追究することがこんなにも楽しいとは知らなかった
と一人ひとりの思いが書かれていました。
子どもたちなりに色んなこと考えたんだなぁと、読んでいて私自身が学ばされることが多かったです。
今回のテーマである「コーチング」とは、
・「何でするのか」「どうすればいいのか」という意味や目的を考えた1年だった
がつながるでしょう。
子どもたちの成長に関わる時、
・ろうかを走らない
・宿題をきちんとする
・字をていねいに書く
・予定表をきちんと書く
・あいさつをする
といったことを出来ていない子を見つけた時には、
「こうしなさい」と注意のような声かけをする時があるかもしれません。
「こうしましょうね」と優しい声かけかもしれませんが・・。
どれも子どもたちのために必要なことはもちろんです。
ただ、「こうしなさい」と言うだけでは「守る」「守らせる」の関係になります。
子どもたちからすると、
「先生に言われたから」
「先生に怒られないために」
「先生にほめられるために」
となってしまいます。
これでは何の意味もありません。
学年が変わって先生が替わるとまた「できない」になってしまうことも。
そうではなく、
「どうしてろうかを歩く必要があるのか」
「宿題って何のためにあるのか」
を子どもたちと一緒に考えることが大切です。
「○○だから大切だ!!」
「△△だから必要なんだよ!!」
と言いたくなりがちですが、
そこを子どもたちの言葉でつくっていきます。
教師や大人から言われることよりも、
自分たちで見つけていったほうが、
自分にとっての意味ある行動へとつながっていきます。
「なぜ」「どうして」と自分で考える場をつくることで、
自分たちの中に、自分の「解」を見つけていくことができます。
ついつい教え込みたくなりますが、
そこをぐっとこらえて、子どもたちのこうした過程を受け止める。
これだけで、子どもたちはじわじわと成長していきます。
強烈な指導は、即効性があるかもしれません。
ただ、本当の力につながっているかと言われると・・・。
じっくりつけた力には継続性があります。
今回、年度末のふり返りの中で、
子どもたち自身が意味や目的を考えることの大切さを実感していたのがいいなと思いました。
こうした力は大人になっても役立つ、自分を支える根っこになりますね。
「何を待って、何をどのように伝えるか」
これにも正解なんてありません。
子どもたちとのやり取りの中で最適解が見つかっていくでしょう。
その過程を自分自身も楽しんでいければいいなと思っています。
平成30年度での毎日も楽しみです。
皆さんはどんな年度末を迎えられたでしょうか。
私の学級では、子どもたちが毎日ふり返りを書く機会をつくっています。
ふり返りを書くことで、自分のことをじっくりと見つめられます。
子どもたちは、1年間を通してたくさんの「自分」と出会えたのではないかと思います。
年度末には「1年間をふり返って」というテーマでふり返りを書きました。
そこには、
・「何でするのか」「どうすればいいのか」という意味や目的を考えた1年だった
・簡単に知識を暗記するのではなく、とことん考えることの大切さや楽しさを実感した
・「自分」とじっくり向き合うことで、成長へのつなげ方が分かってきた
・自分の疑問を追究することがこんなにも楽しいとは知らなかった
と一人ひとりの思いが書かれていました。
子どもたちなりに色んなこと考えたんだなぁと、読んでいて私自身が学ばされることが多かったです。
今回のテーマである「コーチング」とは、
・「何でするのか」「どうすればいいのか」という意味や目的を考えた1年だった
がつながるでしょう。
子どもたちの成長に関わる時、
・ろうかを走らない
・宿題をきちんとする
・字をていねいに書く
・予定表をきちんと書く
・あいさつをする
といったことを出来ていない子を見つけた時には、
「こうしなさい」と注意のような声かけをする時があるかもしれません。
「こうしましょうね」と優しい声かけかもしれませんが・・。
どれも子どもたちのために必要なことはもちろんです。
ただ、「こうしなさい」と言うだけでは「守る」「守らせる」の関係になります。
子どもたちからすると、
「先生に言われたから」
「先生に怒られないために」
「先生にほめられるために」
となってしまいます。
これでは何の意味もありません。
学年が変わって先生が替わるとまた「できない」になってしまうことも。
そうではなく、
「どうしてろうかを歩く必要があるのか」
「宿題って何のためにあるのか」
を子どもたちと一緒に考えることが大切です。
「○○だから大切だ!!」
「△△だから必要なんだよ!!」
と言いたくなりがちですが、
そこを子どもたちの言葉でつくっていきます。
教師や大人から言われることよりも、
自分たちで見つけていったほうが、
自分にとっての意味ある行動へとつながっていきます。
「なぜ」「どうして」と自分で考える場をつくることで、
自分たちの中に、自分の「解」を見つけていくことができます。
ついつい教え込みたくなりますが、
そこをぐっとこらえて、子どもたちのこうした過程を受け止める。
これだけで、子どもたちはじわじわと成長していきます。
強烈な指導は、即効性があるかもしれません。
ただ、本当の力につながっているかと言われると・・・。
じっくりつけた力には継続性があります。
今回、年度末のふり返りの中で、
子どもたち自身が意味や目的を考えることの大切さを実感していたのがいいなと思いました。
こうした力は大人になっても役立つ、自分を支える根っこになりますね。
「何を待って、何をどのように伝えるか」
これにも正解なんてありません。
子どもたちとのやり取りの中で最適解が見つかっていくでしょう。
その過程を自分自身も楽しんでいければいいなと思っています。
平成30年度での毎日も楽しみです。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。
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