もうすぐ夏休みも終わろうとしています。
皆さんはどうお過ごしでしょうか。
夏休み、子どもたちとほとんど会いません。
毎日子どもたちと過ごしてきたので少し不思議な気持ちです。
調子も少し狂いがちだし、
なんとなくぼーっと過ごしがちだけど、
自分で気を引き締めて2学期のことを考えています。
1学期の子どもたちのノートを見ていると2学期にすることが見えてきます。
子どもたち一人ひとりの今の良さや課題をどう活かすのか悩みどころです。
決して「悩んで苦しい」のではなく、考えれば考えるほどワクワクします。
子どもたちと会わないからこそ生まれるものもあります。
話は少し変わりますが、夏休みになり2歳の娘と過ごす時間が増えました。
先日、室内遊具広場に行ったところ、スーパーボールがぐるぐる回るおもちゃがありました。
レバーを回すたびに数多くのスーパーボールが一緒に回ります。
笑顔いっぱいで必死にレバーを回す娘が一言、
「スーパーボールが走ってる」
と言いました。
もう私には感じられない見え方でした。
どこか詩的な感覚ですよね。
大人になり、色んなことが分かるようになってきたけれど、
逆に失ってしまったものもあるなぁとハッとさせられました。
学級の子どもたちとの毎日にもつながります。
大人だからこそ見えていることもあるけど、
子どもたちだからこそ見えていることもいっぱいあります。
「子ども目線で」とよく言いますが、
それは「子どもたちが見ているものを子どもたちの目になって見る」ことですね。
日々、子どもたちから学ぶこともたくさんあります。
逆に子ども目線を失うと、子どもたちの純粋な成長を奪ってしまうこともあります。
子どもたちのまっすぐな活き活きとした目を奪うことなく、
さらに輝かせられる教師でありたいなと改めて考えさせられました。
2学期も一歩一歩子どもたちと共に成長していきたいです。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。
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