「漢字テストに向けてどんな学習方法があるだろう?」
子どもたちから出てきた話題です。
そこから漢字係によるテスト対策の時間が始まりました。
テストのための勉強はあんまり好きではないですが、
覚えなければならないことを
覚えたいことを覚えるための工夫を知る学習は大切かなと思いました。
「漢字テストって何であるんだろう?」
まずは、その意味づけを子どもたち自身が持てるようにしたいです。
何のために学ぶのか、があるから進んでいけます。
自分の将来とつながることを意識していけます。
「やらなければいけないから」
「先生が言ってくるから」
ではしんどすぎますよね。
学ぶことって義務ではありません。
自分が更新される楽しさ。
自分の目的に近づく楽しさ。
それらをぐっと感じていけるようにしていきたいです。
・いっぱい書く子。
・漢字スキルをなぞっていく子。
・大事なところに赤ペンを入れる子。
・見て、隠して、見て、隠してを繰り返す子。
学習方法は子どもたちにとって様々です。
「これが正解」なんてありません。
自分の中で仮説を立てた方法で実行したものと、
結果とつなげる中で、最適解が見つかっていきます。
「漢字テスト前に、みんなで学習する時間をください」
こんなことをきちんと伝えてくる子どもたちが素敵です。
子どもたちも私も多くのことを学びました。
これからもこんな時間を大切にしたいです。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。
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