2017.05.31
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子どもたちの成長のために

子どもたちの成長のためにできることって何でしょうか。「ああしなさい」「こうしなさい」ではありません。

京都教育大学附属桃山小学校 教諭 若松 俊介

子どもたちの成長って何だろう。
子どもたちの成長のために教師としてできることって何だろう。
いつもいつも悩みます。
「これだ!」っていう答えなんて出てきません。

そもそも子どもたち自身に自分たちで成長する力が十分あります。
おせっかいな自分がジャマをしてしまうことも度々。
ん〜教師としてできるってことって何でしょうか。

今、学級の子どもたちは、毎日家に帰って自分をふり返っています。
学習のことでも生活のことでも構いません。
学校での1日の自分を見つめ直します。

そんな学級の子のふり返りを紹介します。

「今日は、係の活動で企画書を考えられた。
ぼくは4年生の時、グループ活動の時間に取り組めていなかったけど、
5年生になって取り組めるようになってきた。
それができるようになったのは、周りの人を尊敬できたからだと思う。
ぼくは、最近周りの人を尊敬してきたんだと思う。
例えば、プリントとかを配ったり、周りの人がしゃべってたりすると注意している人を尊敬しているんだと思う。
それは多分自分の中でこうしたいな、ああしたいなっていうイメージをしているのが尊敬している人にドンピシャだ。
だから自分もその人を真似て実行したんだと思う。
ぼくは、最近勉強がたのしくなってきたから、勉強ががんばれるんだと思う。」

以上です。

周りの人を見る目が変わるだけで、
人ってグングン成長するんだなぁと思いました。
私自身、このふり返りから学ばせられることばかりです。

大人からの「ああしなさい」「こうしなさい」ではなく、
子どもたち自身が自分の中にこうした目を持つこと。
それを活かそうとすること。
また、こうして自分の成長も実感していくこと。
これに尽きるんじゃないかなぁと。

子どもたちが安心して学び合える雰囲気をつくり、
自分を見つめ直す場をつくっていく中で、
子どもたちが成長していく力を支えていきたいと思います。
焦りすぎず、急ぎすぎず、じっくりと根を育てていくことで、
子どもたちの自己成長加速度を高めていきたいです。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)

京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。

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