GW明けは第2の学級開き!ルーティンの再構築で一歩ずつ進もう!
GW明けは、第2の学級開きです。我々も子どもたちも、身も心もリセットして迎えます。4月に築いた「緊張感のよいリズム」が崩れているので、ここでの関わり方が1学期後半の安定を左右します。全ての面に関わる合言葉は、「おさらい」です。
この休日で学んだことを取り入れたり、さらに学級の成長曲線を上げようとしたくなったりしますが、一旦立ち止まりましょう。学習面と生活面で、重点的に指導してきたことをテンポよく、機嫌よく、根気よく確認していくことが肝心です。人は、きちんと身に付いたことは、簡単に離れません。今回の記事を読みながら、4月の子どもたちを思い出してみましょう。
東京都公立小学校 主任教諭 柿原 健吾
黄金の3日間を再構築!4月のルーティンを徹底しておさらいする
新年度当初、子どもたちはどんな表情をしていたでしょうか。きっと、多くの子どもたちが笑顔で、いきいきと、希望に満ちていたのではないでしょうか。
ここで、「なぜ、できないの」と叱るのはもったいないです。褒めてお得感を出していきましょう。そして、面白さを演出して名俳優を演じ切りましょう。以下に、学習面と生活面で、私が4月に重点的に指導してきたことを書き出してみます。
☆学習面☆
□ 鉛筆は5本削って尖っている
□赤鉛筆と名前ペンが1本ずつある
□消しゴムが1つ入っている
□机の左上に筆箱を置いている
□文字を書くときはゆっくりと
□音読の際の読むスピード
□話の聞き方(表情、体の向き)
☆生活面☆
□あいさつの仕方
□返事の仕方
□時間の厳守(着席チャイム)
□休み時間の過ごし方(5分休み)
□登校後の流れ
□給食や掃除のやり方
□当番活動のやり方
4月の私の教室を振り返ってみると、8割はできていた印象です。これらを私は、クイズ形式で確認したり、できている子を全体で価値付けたりしながら進めていきます。
「え!すごい。大切なことが身に付いてる」「よく覚えてて、バッチリなスタートだね」などと、前向きに声をかけていくと、学校生活モードになっていくはずです。大切なのはリズムよくですよ。
つながりの再確認と居場所づくりで心の安定を確保する
休み明けは、友達関係に不安を感じている子もいるはずです。それによって、学校への足が重くなっている子が出てくるのもこの時期の特徴です。だからこそ、今一度クラス全体で連帯感を高める工夫をしましょう。私は、以下のことに取り組みます。
□「休みの思い出」を共有する時間を短く設ける
□ソーシャルスキル活動で、活気を与える
□朝の会などで呼名をして一人一人と短く会話をする
□休み時間に教師も一緒に遊ぶ
ここではやらせっぱなしにするのではなく、教師も関わりをもつのと同時に、児童の様子を観察したいですね。上記に書いたことも、私が4月にしていたことです。
一方で、一人で過ごしている子や表情が暗い子、持ち物が揃っていない子など、サインは必ず出ているのでアンテナを高くして見守りましょう。また、「なぜその活動をさせるのか」「その活動を取り入れることで、どんな子どもの姿を期待するのか」をきちんと定めて、子どもたちの安心安全の確保に努めていきましょう。
教師の心のゆとりが笑顔の教室を作る
GW明けは、いわゆる「五月病」が懸念される時期です。授業などのカリキュラムに余裕をもって、先生自身のユーモアが大切になります。
□満面の笑顔で教室で迎える
□笑いを取り入れる
□7割の力で、残り3割は余白で進める
まずは、みんなを笑顔で迎え入れましょう。先生の笑顔は、一番の安心感です。元気がない子も巻き込めるでしょう。
また、朝の会などで連休中の出来事を面白く話したり、仰天するような内容を話したりするのもよいですね。授業前に、簡単なゲームを取り入れて教室の緊張をほぐすのも一つの策です。とにかく、笑いを与えていきましょう。
そして何より、肩肘張らずに7割できればOKです。食事と同じで、満腹にさせてしまうと、子どもたちが入り込めないので、あえて余白を与えておくぐらいがうまくいきます。

柿原 健吾(かきはら けんご)
東京都公立小学校 主任教諭 道徳推進教師
全学年の担任を複数回行い、単学級の小規模校、1学年4学級の大規模校まで幅広い経験が最大の武器です。
道徳を専門としたきっかけは、6年生を担任している際に、本音で語り合う子供たちの姿に心を打たれて道徳を学び始めました。
道徳は、子供たちがよりよく生きるための「種まき」です。
授業のことはもちろん、組織として取り組むべき子供たちの心の育成について共に考えていきましょう!
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