親よりも長い時間を過ごす教師の影響力
担任になると、長い時間子どもたちと関わるようになります。
教師は、毎日子どもたちと何気なく顔を合わせています。
しかし、その何気ない日常が、子どもたちの人生にとっていかに大切な時間か、考えたことはありますか。
私は、教育実習のときに、指導教官が言っていた言葉を今でも忘れません。
「担任を持てば、その1年間は、親よりも長い時間をその子と過ごすことになります。だからこそ大切に関わらなければならないし、自覚をきちんと持つことが大切です」
もちろん、毎日まんべんなく、全員と関わるのは難しいです。
しかし、授業や学級経営を通じて子どもたちのために、毎日働きかけることはできます。思いはきっと届きます。
教育は不思議なもので、後になって成果が出ることが多いです。
それは、自分が担任をしている間かもしれないし、担任を外れた後かもしれません。
しかし、自分の手を離れたときに、子どもたちが教師と過ごしたあの時間に、愛を感じていれば、そのときに初めて、教育は成功したのだと思います。
子どもたちが大きくなり、いつか人生を振り返るときが必ず来ます。
自分が担任した頃をその子が思い出したときに、「あの時一生懸命に頑張ったな」と思ってくれたら、教師冥利に尽きるのではないでしょうか。
たとえ全員でなくても、誰か一人でも心に残っていればいいのです。
笑顔と余白が教師の授業力を支える
「学校で一番笑顔のある先生を見つけなさい」
これも教育実習のときに言われた言葉です。今ではこの意味がよく分かります。
笑顔のある先生の前での子どもたちは、躍動感にあふれていることが多いです。
では、笑顔になるにはどうすれば良いのか。もちろん、笑顔の練習をすることは大切です。しかし、何よりも、教師の心に余白を持つことだと思います。
余白は、効率よく仕事をするだけでは生まれません。確かな素材研究、教材研究に基づいた授業によって生み出されます。
この余白は、次第に余裕を生みます。
心の余裕は、次第に教師の笑顔を生みます。
すると、子どもたちも自然と笑顔になります。
心の余白は、教師自身の授業力によって生み出されるのだと思います。
笑顔の多い教師の力量が高いのは、このような背景があるのです。
だからこそ教師は学び続けなければならないのです。
学び続けることで、子どもたちとの時間が楽しく、かけがえのないものになると思います。
教師生活をともに楽しんでいきましょう。

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