自分だけの「良い先生」へ!教師のあり方とスタイルを確立する方法
ここまで、教師の在り方を中心に述べてきました。今回から2回にわたってまとめを書いていきます。
一回目は、教師としての在り方です。教師の在り方はすべての教育活動の原点です。自分にしかない形を目指していきましょう。
埼玉県公立小学校 石井 雄大
誰かのまねではない、自分だけのスタイルを目指そう
「○○先生のようになりたい!」とあこがれの教師像があることは素敵なことです。また、自分なりの目指す教師像をしっかりともつことも大切です。
しかし、ある時期を過ぎたら自分だけのスタイルをきちんと持つことが重要です。多くの先生から学ぶことは大事ですが、誰かの真似をしすぎたり、一つのスタイルの習得に時間を費やしているだけだと、自分を見失います。
「授業名人」と呼ばれる人たちは、自分なりの形をしっかりと確立しています。それは、誰かの完全なコピーではないはずです。試行錯誤しながら、自分のスタイルを確立していると思います。
教師は一人ひとりがしっかりと個性を持っています。自分自身の人間性は誰にも真似できません。幅広い知見から学びながら、自分の色をつくっていくのだと感じます。
誰かと比較することなく、自分自身の形を確立してください。独自のスタイルが発揮できるようになったとき、教師としての自信が確かなものになるはずです。
自分自身がもつ教師としての「空気感」を大切にしよう
「自分は子どもたちの前ではどのような雰囲気なのか」を意識することが大切です。自分と正反対のスタイルの教師を見つけると、「私は○○が足りないな…」と自己嫌悪に陥ってしまいがちです。
しかし、比較する必要はありません。自分にしかない教師としての「空気感」を大切にしていくことが大切です。優しい雰囲気、厳しい雰囲気…そこに正解はありません。
自分の学びや経験則を、自身がもつ教師としての雰囲気に掛け合わせていけばよいと思います。そこに、教師としてのあなたらしさがあります。
「教師は最大の教室環境」と言われます。
時には自分自身が教室で放つ雰囲気を見直しながら、子どもたちとのストーリーを作っていきたいものです。
経験則と学びのアップデートで成長を続ける
さまざまな学習会で学ぶことや、研究力をつけることも大切です。しかし、それだけでは子どもたちに思いは伝わりません。机上の空論だけで子どもたちを考えることになってしまいます。
反対に、経験則だけでも思いは伝わりません。経験則だけでは視野が狭くなってしまいます。
大切なのは、「経験則と学びのアップデート」のバランスです。どちらかに偏らないように意識していくことが重要です。
全国には素敵な実践をしている方がたくさんいます。視野を広げていくとともに、目の前の子どもたちをどうしていきたいのか、自分なりの答えを見つけてください。
同時に、目の前の子どもたちから学ぶ姿勢を持ち、実践を紡ぎ出していくことも大切です。
経験則と学びのアップデートのバランスを大切に、子どもたちとのストーリーを紡いでいきましょう。

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