施設見学を通して学ぶ力を育てる生活科学習
2年生の校外学習で茨城県自然博物館に行ってきました。
茨城県自然博物館は、大きな恐竜に会える博物館として有名です。
幼稚園の時に一度行ったことのある子もいて、みんな楽しみにしていました。
博物館に着くと、子どもたちは早速、元気にグループで見学を始めました。
ドキドキワクワク、楽しそうに見学です。
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一
博物館見学で広がる学び

図書館見学をする様子
最初に目を付けたのが、企画展の「どんぐり」特集です。身近などんぐりの秘密を説明した展示がたくさんありました。今までこの博物館に来たことのある子も、この展示を見るのは初めてです。みんなどんぐりコーナーに向かって一直線。世界一大きいどんぐりを探して大慌てでした。本物に触れる体験。これは貴重なことだと学びました。
また、楽しみにしていた恐竜の化石も、たくさん見ることができました。レプリカではありますが、実際の大きさを体感できる標本が至る所にあります。2mを超えるような恐竜の化石とたくさん出会うことができました。
「うわあ、こんなに大きいんだ!」
「何mぐらいあるんだろう」
「恐竜は何を食べていたのかな」
「恐竜がいたのはどのくらい前なのかな」
「どうして恐竜はいなくなったのだろう」
そんなことを思いながら見学をしていました。博物館での学習は、五感を使ってさまざまなことを感じられるのがいいところ!子どもたちは博物館での時間を満喫していました。博物館での経験をこれからの学習に生かしてほしいと思います。
見学後の子どもたちの様子を観察していると、自分でいろんなことを調べる姿勢が多く見られるようになりました。自分たちで博物館を探検しながらいろんなことを学んだ…そんな経験が、これからの学習に生かせると感じています。
図書館見学を通した地域理解
生活科の学習では地域の施設を見学し、その役割について学習します。本校で毎年行っているのが、近隣の図書館と連携した見学会です。児童が普段から使っている図書館なので、みんな楽しみにしていました。
本校で育てている盆栽を年に2回、図書館で展示する交流も行っているため、図書館の職員の方たちも学校の活動に大変協力的です。今回も快く見学を受け入れていただきました。
「図書館の裏側を見てみたいな」
「館長さんはどんな人なんだろう」
「図書館には何冊ぐらいの本があるのかな」
「いろんなお部屋があるみたいだけど、どんなことをするお部屋なのかな?」
「子どもの本以外にどんな本があるのかな?」
など、見学の前に、知りたいことを考え、ワークシートにたくさん書いていました。
そして、見学当日。映画などを視聴できる「映像ホール」や「パソコンコーナー」などを見学したほか、バックヤードの書庫や会議室なども案内していただきました。普段は入れないところにも入ることができ、子どもたちは大興奮!一生懸命に学んだことをメモしていました。
「書庫にもこんなにたくさんの本があるんだね」
「インターネットで調べることもできるんだ!」
と、子どもたち。
館長からは、本の話や図書館の歴史などを聞くことができました。「どうして図書館ができたの?」「さいたま市の図書館の特徴は?」など、大切なことをたくさん教えていただきました。
図書館の見学を通して、子どもたちはまた一つ地域のことに詳しくなりました。そして、知りたいことを調べる喜びも感じていると思います。この経験を次の学習に生かしたいと考えています。
生活科「明日へジャンプ」につながる学習
3学期には生活科の学習で「明日へジャンプ」という単元の学習があります。生まれてからこれまでの自分のことを調べてアルバムにまとめていきます。子どもたちは、博物館や図書館の見学を通して、調べることの楽しさを味わってきました。
これからは、自分自身について詳しく調べていきます。保護者にインタビューをしたり、家庭にあるアルバムを見たり、幼稚園や小学校の思い出の品を振り返ったり…そのような活動を通して、自分を見つめていきます。
「生まれた時には、どんな様子だったのかな?」
「お母さんはどんな気持ちで産んだのかな?」
「幼稚園入園や小学校入学の時の写真を見たいな」
「おじいちゃんやおばあちゃんにも話を聞きたいね」
「お兄ちゃんやお姉ちゃんはどんなことを考えたのかな」
など、楽しそうに話し合っていました。
これから、アルバムづくりに向けてどんどん調査を進めていきます。このアルバムが、子どもたちの思い出の1ページになったらうれしいです。全力でサポートしていきたいと思っています。今回の学習を通して、自分自身のことや、周りの人のことがもっと大好きになってほしいと思っています。

菊池 健一(きくち けんいち)
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。
同じテーマの執筆者
-
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
-
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
-
大阪府公立小学校 主幹教諭・大阪府小学校国語科教育研究会 研究部長
-
戸田市立戸田第二小学校 教諭・日本授業UD学会埼玉支部代表
-
小平市立小平第五中学校 主幹教諭
-
西宮市立総合教育センター 指導主事
-
明石市立高丘西小学校 教諭
-
木更津市立鎌足小学校
-
東京学芸大学附属大泉小学校 教諭
-
愛知県公立中学校勤務
-
大阪大谷大学 教育学部 教授
-
神奈川県公立小学校勤務
-
寝屋川市立小学校
-
明石市立鳥羽小学校 教諭
-
千代田区立九段中等教育学校
-
大阪府泉大津市立条南小学校
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
この記事に関連するおススメ記事
「教育エッセイ」の最新記事













アグネスの教育アドバイス
映画と教育
震災を忘れない



















この記事をクリップ
クリップした記事
ご意見・ご要望







