2021.09.21
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6年家庭科「涼しく快適に過ごす住まい方」

9月に入りすっかり秋めいてきた白馬山麓です。山の上では初氷や初みぞれがあり、山麓エリアでもススキの穂が揺れていたり、お米の収穫が本格化したりしています。
1学期6月下旬より続けてきている、Google Classroomを活用した家庭科の実践ですが、子どもたちもすっかり「家庭科でもChrome book」を使うことがスタンダードになったようで、筆箱を家庭科室に持ってこないのが普通になりつつあります。
家庭科は実技教科でもありますから、Chrome book端末利用のメリットを十分に活かしつつ、実技時間を確保する上で一人一台環境は効果ありです。
今回は、6年「涼しく快適に過ごす住まい方」における実践をお知らせします。Chrome bookは随所で使用しているのですが、4時間目での「自分なりの工夫」の作成=アウトプットを重点においています。
******************
<学習の流れ>
□見つける・気づく
暑さに対応した生活の工夫に気づく・知る。
□分かる・できる

夏を快適に過ごすために、熱・風・音などについて住まい方の工夫が分かる
□生かす・深める

学んだことを生かし、住まい方を考え工夫することができる。

長野県公立小学校非常勤講師 清水 智

□見つける・気づく 〜暑さに対応した生活の工夫に気づく・知る〜

集まったフレーズをテキストマイニング。単語スコア(出題傾向)も数値化して提示することで、「風」の工夫について学習の方向性を向けていく。

ここはアウトプットのためのインプットの学習過程として捉えていますので、教科書やNHK for school「カテイカ」の映像等を利用し、自分たちが日頃行っている「涼しく快適に住まう工夫」について想起させていきました。
いわば、動機づけの段階です。

導入段階においては、Googleフォームを利用して、

もしエアコンがなかったら?

という問いに対する自分なりの考えを入力し、班ごとや学級全体でシェアをしました。

□分かる・できる 夏を快適に過ごすために、熱・風・音などについて住まい方の工夫が分かる。

前時で作成した「もしエアコンがなかったら」のデータから、涼しく快適に過ごすための方法として、

①日射(熱)をさえぎる
②風の流れを作る
③涼しさを感じさせる音を聞く

を教科書やNHK for school「カテイカ」を利用して紹介しました。また、子どもたちのつぶやきも拾い上げ、基礎体験も集約。ここまでがインプットとなります。

夏の暑さをイカんせんNHK for school「カテイカ」

□生かす・深める 学んだことを生かし、住まい方を考え工夫することができる。

いよいよアウトプットの時間です。Chrome bookに慣れさせる(スキル的に)ためにも、ここは十分時間を取りました。

①既習事項・体験をもとに「自分がやれそう・できそう・やってみたい」工夫を考える
②考えたアイデアをスライドに貼り付ける(画像・動画)

ここでポイントとなるのが、1枚のスライドファイルには多くても4名程度の共同作業にすることです。他者の良い部分を真似しながら、時には助けてもらいながら行える共同編集ですが、人数が多いといろいろとトラブルも起きがちです。
今回は同じ班のメンバーでワイワイガヤガヤ言いながら、助け合いながら共同編集を進めていきました。1班につき一つのスライド、1人につき1枚のページです。

◎スライド内
<条件1>日射を防ぐ・風の流れ・音・その他の中から工夫を2つ以上入れる。
<条件2>画像・動画の挿入。
*説明のコメントも加えることで伝わりやすくなることも伝えています。

4.最後に

スライド作成後は、バズセッション方式で班をまたいでスライドを紹介し合う時間を取りました。ここでは、画面を相手に見せて紹介することで、リアルのコミュニケーションの面白さを味わえる時間ともなりました。
オンラインで作成しているので、Chromebookだけでも交流はできるのですが、せっかく対面授業ができていますから、この発表をし合う・聞き合う時間を大事に使いました。
また、自由度の高い内容でもありましたので、画像の挿入・動画の挿入・テキストの挿入、Classroomでの課題の提出・受け取り、そして適切なオンライン上での姿勢・態度といった、他教科でも活かせるICTスキルもこの時間でさらに身に付けることができました。

対面(リアル)とオンラインを切り替えながら日常の授業が進んでいく今、新たな授業スタイルの確立が必須だなと感じた単元でした。

清水 智(しみず さとし)

長野県公立小学校非常勤講師


元東京都公立小学校主幹教諭/現長野県公立小学校非常勤講師/教育ICT・学級経営コンサルタント/Google認定教育者レベル2

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