2021.06.09
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個別添削可能なFormの作り方。

私の勤務する長野県でもGIGAスクール構想が着々と進み、一人一台端末使用やWi-Fiネットワークが整備されてきました。

また、県内ではGoogle Workspaceを採用する自治体が多くあり、授業内での利用も多くなってきました。そこで、今回は個別添削可能なForm(フォーム)のつくりかたをご紹介します。

(きっかけは、英語教諭からの「名前スペルの添削・個別のフィードバックをしたいのだけれど・・・というリクエストからでした)

*Form(フォーム)*
Google フォームを利用すると、ブラウザ上で作成するアンケートが作れ、児童生徒アンケートだけではなく、様々な情報収集に役立ちます。回答はスプレッドシートで集計することも可能です。

長野県公立小学校非常勤講師 清水 智

1.Formの作成

  1. Formを新規作成
    まずはここから。紫色のアイコン「フォーム」からです。児童によるアンケート集計の学習(国語科や特別活動など)でも十分利用可能です。
  2. 歯車アイコンからフォームの細かな設定
    *画像参照
    細かな設定があるので、ここは画像を参照してください。回答者が行える操作にチェックを入れておくことで、児童生徒自身のセルフチェックができます。
  3. Formの設問作成
  4. 解答集作成をクリック
  5. 正答と解答別フィードバックを設定
    ここでの不正解に対するフィードバックも設定することで理解の定着を促します。

2.教師が個別の回答を確認

  1. 児童生徒が回答送信
    児童生徒が実際にフォームに記入・解答。
  2. 回答別のフィードバックを個々に編集
    *画像参照
    回答者を選択して、一人一人の理解度を確認します。
    (紙テストでの丸付けの状況と同じ)

3.児童生徒が自分で確認する

  1. 児童生徒が送信後画面でスコアを表示し、自分で確認する。
    最初の設定で回答を1回にする設定をしておくことで、重複したテストは行えなくなります。また、この機能を使うには児童生徒のGoogleアカウントでのログインは必須です。
    *画像参照
  2. 生徒に個別のフィードバックが表示される。
    フィードバック=紙テストの返し・直しの場面です。フィードバックをどう授業内で活用するかが大事です。
    → 授業時間内でテスト実施・フィードバックが可能であれば、再テスト。
    → テスト後に全体で誤答問題の確認
    など、学級や教科の実態に応じて実施してみてください。

    大事にしたいのはスピード感です。

清水 智(しみず さとし)

長野県公立小学校非常勤講師


元東京都公立小学校主幹教諭/現長野県公立小学校非常勤講師/教育ICT・学級経営コンサルタント/Google認定教育者レベル2

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