2021.04.29

まだ間に合う！授業開きにあると便利な３つのアイテム。

４月に入り、新緑や桜（山桜）が目に入るようになってきた白馬山麓です。緑が美しい山シーズンに入ってきました。各学校でも本格的に授業がスタートし、学校全体としての活動が活性化してきた一方で、緊急事態宣言に伴う学校教育活動の縮小・制限などもあり、例年通りにはいかないこともあるかもしれません。

しかし、そんな時だからこそ安心・安全を伴った授業が求められると思っています。特に安心感のある授業は、新入生にとっては必須です。今回はそんな安心感を増幅させるような、授業開きの時に「あったら便利」「ないと困る」３つのアイテムをご紹介します。

長野県公立小学校非常勤講師　清水智

１．顔写真入りマグネット

テンプレートを作っておくことで、季節ごとに作り変えることも可能です。

◇作り方

①ワードなどでテンプレートなど作る。
②顔写真・漢字氏名・ふりがな
③カラー印刷して、ラミネート加工。
④できれば、角を丸く落とす仕上げまで。
⑤裏面にマグネットを貼り、完成

◇活用例

①席替え
「どこに・誰が・誰と」が一目瞭然。
人間関係、物理的な距離感・方角も明確になるので、実際の教室内をイメージしやすいです。

②授業中の発言者の記録として
国語や道徳等での発言板書に対する発言者としての利用だけではなく、発言しなかった児童・生徒の意思表示（自分の考えに最も近いのはどれか……など）としても使用可能。
つまり、発言者・非発言者問わず、参加の促進に繋がります。

２．文字の掲示（小学校１年生）

ひらがな・カタカナ・漢字（80字）を習得する小学校１年生。

既習の文字（ひらがな・カタカナ・漢字）学習後に掲示することに一工夫。

貼る位置に「ヒミツの文」になるような仕組みをもたせることで、文字習得後のさらなるワクワク感・学習達成へ感とつながっていきます。

読者のみなさんでしたら、どんな文章にしますか？

例）ようこそ　○○しょうがっこうへ
例）きょうのあさごはん　は　なんでした
例）ごはん
例）３たす５　いくつ

３．机の前方部にデコレーションした大きな氏名

教科担任制が近年中にスタートすることや東京都のように専科制度が整っている学校・学級では様々な教員が指導・支援に入ります。

その歳、重要なアイテムの一つが「氏名」です。机上や椅子の背もたれの裏の部分に氏名あるのもいいのですが、机の前方部にあることで、授業中に氏名と本人の認識がとてもしやすくなります。

・大きな字で
・横向きで
・名前ペンで

書くことは、小学校１年生にとって経験値としては少ないものですが、求められる場面が数多くあります。

その際の練習にもなりますし、何よりも廊下等に掲示するものではないので、色塗りなどするデコレーション、字の丁寧さなどで本人の個性を最大限尊重することができます。

４．終わりに

いかがでしょうか。今回は授業開きに使えるアイテムということで、

１．顔写真入りマグネット
２．文字の掲示（小学校１年生）
３．机の前方部にデコレーションした大きな氏名

をお伝えいたしました。特に、顔写真入りマグネットは多様な参加形態としての役割を担うものでもありますし、黒板やホワイトボードの中に自分の名前があることで帰属感意識が芽生えてくると思われます。オススメです、ぜひ！