2021.03.19
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東京都から長野県への異動。

白馬山麓の雪もすっかりとけて、春シーズンがスタートしております。それでも山の上にはたっぷりの雪があるので、今シーズンはGW辺りまで滑れるようです。

カレンダーに目を向けるとすっかり3月末となり、教員の中には現任校にとどまる方や異動(転勤)される方、または退職・転職される方もおられると思われます。

今回は、私の東京都小学校教員退職から長野県白馬村への移住やその後についてお知らせします。いわゆる「移住」のお話です。

長野県公立小学校非常勤講師 清水 智

1.退職の申し出はちょうど1年前

父島のメインストリート。朝日がまぶしい出勤時。思い出がたくさんつまった横断歩道です。

業種によっては色々とありますが、我が家の中では白馬移住は決定事項となっていたので、退職1年前に管理職にお伝えしました。この時はまだ正式書類にサインではなく、口頭で。

教務主幹という立場でもあり、小笠原諸島返還50周年行事後に伴う教員の異動の時期にも重なっていたので、早めにお伝えすることで超離島の小笠原諸島におけるスムーズな人事への手助けになれば……という思いもありました。

退職を管理職に伝えた後は、約半年間は校内でも機密事項扱いに。この年は1年生(初!)を担任し、非常に学びの多い時間となりました。最後の小笠原小学校でも全力。

2.異動?聞かれればお答えします!

朝日に照らされる小笠原小学校。二見湾を見下ろす位置に建っています。教室内からも一望できます。

引っ越し準備。これが最も大変でした。なんせ、超離島の小笠原ですから、通常の引っ越し業者はいません。すべて家族作業&友人のヘルプ。さらには、教員なので移動に関する事項は基本的には機密事項なので、表向きには一般の方々にばれないようにしなければいけません。

しかし、島内事情を考慮すればそんなことはあまり意味がなく、むしろ積極的にお世話になった方々にあいさつをするチャンスだと思って、1月に入ってからは「聞かれれば答えます」スタンスに。

東京都は本来であれば4月1日の報道発表をもって異動者も発表なのですが、3月27日前後におがさわら丸で出港するのに、4月1日事情は無意味です。当時の小笠原小学校では、出港の2週間ほど前に全校発表され、一気に引っ越しモード・移住モード・異動モードのスイッチが入りました。

小笠原村から1,300㎞以上離れた白馬村へ、段ボール箱50箱以上を「ヤマト便」という通常よりも安い料金の設定で配送しました。白馬到着後にそれらを開けることになるのですが……。

3.タイムリミットが決まっている!

おがさわら丸の出港。週に1回の割合で入出港が繰り返されます。

引っ越しの準備を進める一方で、校内では教務主幹という立場や1年生担任だったこともあり、次年度の新入生受け入れ準備。その他にも、ICT関連やESD関連の引き継ぎや資料整理等もあり、かなり濃密な3月中旬~下旬となりましたが、それもこれもタイムリミットが決まっているからです。

小笠原からの通常の異動においても同様ですが、出港するおがさわら丸に乗船できないと、赴任先の初出勤に間に合いません。6日に1度の運行が標準のおがさわら丸ですから、日程・時間調整は非常に重要です。

この、異動に関する校内での整理整頓と電気水道等インフラ関係の契約解除も含めた引っ越し・移住に関する整理整頓が同時進行となるのが、小笠原からの異動の特色のひとつともいえます。

4.おわりに

文章で書くとあっという間ですが、実際の日々はそれはもう目まぐるしい時間の流れでした。年度末は、異動しなくても次年度準備等で多忙を極めますからね。
私の場合は、退職・引っ越し・移住・長野県教員への転職ということに加え、長男の就学、そして新居へとうことも重なり、それはもうあっという間の5月GWでした。

次回は、そんな3月末のおがさわら丸出港から白馬到着までをお伝えします。

清水 智(しみず さとし)

長野県公立小学校非常勤講師


元東京都公立小学校主幹教諭/現長野県公立小学校非常勤講師/教育ICT・学級経営コンサルタント/Google認定教育者レベル2

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