2021.04.01
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4月! 入学式/新学期・学級開き/初保護者会には、コレ! 

ちょうど新年度最初の配信なので、この時期に役に立ちそうなアイデアを集めてみました。

東京都内公立学校教諭  カナダライアソン大学認定ファミリーライフエデュケーター(家族支援職)  特定非営利活動法人手をつなご(子育て支援NPO)理事 林 真未

入学式にはコレ!

『ねえ、どれがいい?』

 入学式(小学校)の日に、新1年生の子たちを教室で待たせることがありますよね。
そんなとき超おススメなのがこの絵本。

『ねえ、どれがいい?』 ジョン・バーニンガム作/松川真弓訳/評論社

ページをめくるごとに、ジャムだらけになるのと、水をかけられるのと、泥んこになるのと「ねえ、どれがいい?」。お城で食事か、気球で朝ごはんか、川でおやつ……「ねえ、どれがいい?」と、素敵な選択肢が、バーニンガムの魅力的なイラストとともに、かわるがわる現れます。

子どもたちは、夢中になって「どれがいいか」考えます。
初めての学校にちょっぴり緊張気味だった顔も、みるみるほころび、
「ジャムだらけがいい!」
「水をかけられるほうがいいよ!」
と、気づいたら、いつもの元気で絵本の世界の中へ。

この本が入学式におススメなのは、見開きごとに問いが完結するので、いつでも中断できるから。
「✕組さん、来てください」
と呼ばれたら、すぐ、本を閉じて応じられるのです。

そして、入学して数日後に、またこの本を取り出して、読めなかった続きを読んであげる。
すると、子どもたちは
「あー、入学式に読んだ本だ!」
と大喜び。
一気にクラスの空気が和みます。

新学期・学級開きにはコレ!

学級の始まりには、必ず、人権について子どもたちと共有します。

高学年であれば、「子どもの権利条約」について学ぶのもいいかもしれません。私は低学年担任になることがほとんどなので、これではちょっと難しい。
そこで、CAPプログラム(子どもを暴力から守る予防教育プログラム)の知恵をお借りして、権利とは『あんしん・じしん・じゆう』でいられること、という表現を使って伝えています。

「人権について共有」なんて、なんだか私らしくない、品行方正な趣がして気恥ずかしいのですが、これが学級経営の「肝」だと思っているので、外せないのです。

「人は誰かの自由を侵さない限り自由にできる」

というのは、100年前のイギリスの教育家・二イルの言葉です。
学級の人間関係は、本当にこれだと感じます。「誰かの自由を侵さずに自由に生きる」言動がどういうものかを、失敗を重ねながら学んでいくのが、学級いう集団ではないかと思うのです。

自分も、安心して自信をもって自由に生きている。周りの友だちの、安心・自信・自由も侵してはいない。
子どもたちがその状態を保つように、最善を尽くす。
それが、担任の責務かな、なんて思ったりしています。

初保護者会にはコレ!

IT環境が進んでいて、教室にインターネットが入っていて大画面があるとか、オンラインで開催する環境が整っているとか、条件がそろうなら、初保護者会では、ある動画を共有することをお勧めします。
それらの環境がなければ、保護者会資料でご紹介して、後日ご覧になっていただくのもいいかもしれません。

ご紹介したいのは「世界で最も過酷な仕事」という5分弱のyoutube動画です。アメリカのものですが、日本語字幕がついています。
参考資料にも掲載しましたが、検索画面にこのワードを入れればすぐに見つかります。

最初の出会いのときに、この動画を共有することで、親であることの意味を、教師・保護者双方で共有したいのです。

ネタバレになってしまうので、ここでは詳細な説明はしません。どんな動画なのか、ぜひyoutubeをチェックしてみてください。

番外編 

その1

今年度異動された方に耳より情報です。
おそらく教育業界では初めて、異動のマニュアル本が出版されました。

『スムーズに着任できる! 教師のための「異動」の技術』俵原正仁著(学陽書房)

著者は、各教育雑誌等でご活躍の俵原先生です。俵原先生らしい優しさとユーモアにあふれたアドバイス満載なので、異動された方におススメです。

その2

4月4日(日)AM10:00-11:30

拙著『子どものやる気をどんどん引き出す!低学年担任のためのマジックフレーズ』(明治図書出版)

出版記念オンラインイベントを開催します。
書籍を購入した方向けの無料イベントです。小学校低学年の学級運営について、元教員志望の人気youtuberせやろがいおじさん、ゲイをカミングアウトした小学校教師シゲ先生とともに語り合います。
自分で言うのもナンですが、こちらもおススメです。
お申し込みは
https://magic-phrase.peatix.com

※書影画像提供:評論社、学陽書房、明治図書

林 真未(はやし まみ)

東京都内公立学校教諭
カナダライアソン大学認定ファミリーライフエデュケーター(家族支援職)
特定非営利活動法人手をつなご(子育て支援NPO)理事


家族(子育て)支援者と小学校教員をしています。両方の世界を知る身として、家族は学校を、学校は家族を、もっと理解しあえたらいい、と日々痛感しています。
著書『困ったらここへおいでよ。日常生活支援サポートハウスの奇跡』(東京シューレ出版)
『子どものやる気をどんどん引き出す!低学年担任のためのマジックフレーズ』(明治図書出版)
ブログ「家族支援と子育て支援」:https://flejapan.com/

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