ことばの教室に新しく配属された先生が読むべき本
4月から新しくことばの教室に配属された先生が「とりあえず」読むべき本を紹介します。たくさん紹介しますが、すべての本のすべてのページに目を通す必要はありません。初めのうちはとりあえず購入して興味のある箇所を読んでおき、その後は必要に応じて、必要な個所を調べるという使い方でも十分良いです。
新型コロナウイルス感染症対策の関係で在宅勤務を余儀なくされている先生方にもおすすめ!これを機にしっかり学びましょう。
福生市立福生第七小学校 ことばの教室 主任教諭 博士(教育学)公認心理師 臨床発達心理士 髙橋 三郎
構音障害
構音障害の臨床―基礎知識と実践マニュアル(改訂第2版)…これは必ず買うべきです。構音障害の臨床はこの一冊に凝縮されていると言っても過言ではありません。
特別支援教育における構音障害のある子どもの理解と支援…上の本を購入したうえで、こちらの本に書かれているノウハウも必要に応じて応用すると良いと思います。特に、バタフライポジションに関する箇所は必見です(……と、個人的には思っています)。吃音
子どもの吃音 ママ応援BOOK…指導法に関する本ではありませんが、吃音に対する基本的な考え方について学ぶことができます。あっという間に読み終わります。
学齢期吃音の指導・支援 改訂第2版:ICFに基づいたアセスメントプログラム…学齢期吃音児の本として包括的にまとめられているのはコレです。これと一緒に著者の小林宏明先生のホームページに目を通しておきましょう。
学齢期の吃音指導―専門家のための手引き…古い本なのですが、発話に対する直接指導をする上では非常におススメ。特に、この本の重度吃音の箇所は発話に対する直接指導に関連することに多くのページが割かれていて非常に参考になります。
※他にも、吃音の基礎と臨床―統合的アプローチという業界では有名な本があるのですが、初学者にはあまりおすすめしません。ある程度経験年数を積んでいる先生は読んだ方が良いと思います。
読み書き
遊び活用型読み書き支援プログラム…読み書きの指導については、さまざまな本がありますが、とりあえずこれを読んでおきましょう。前半は読み書きのメカニズムとその紹介に関してで、後半が実際の支援についてです。
その他
LD, ADHD & ASDや月刊発達教育といった雑誌を定期的に購読するのもおすすめです。教員向けに分かりやすい記事が多いです。
まとめ
いかがでしたか?実際に児童と臨床を始めてみないと分からないことも多々ありますが、とりあえずは頭でっかちでもいいのでしっかり知識を身に付けることが大切です。それが前回記事にまとめたエビデンスに基づく実践にもつながります。

髙橋 三郎(たかはし さぶろう)
福生市立福生第七小学校 ことばの教室 主任教諭 博士(教育学)公認心理師 臨床発達心理士
大学院で博士号を取得し、現在はことばの教室で子供達と向き合う日々を過ごしています。言語障害や発達障害に関する知見や指導方法を様々な先生方と共有できたらと思います。
同じテーマの執筆者
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
この記事に関連するおススメ記事
「教育エッセイ」の最新記事













アグネスの教育アドバイス
映画と教育
震災を忘れない










この記事をクリップ
クリップした記事
ご意見・ご要望







